野菜&果物の美養栄養学

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結局どのダイエット方法も半年しか効果がない?中国・英etc国際研究

糖質オフダイエットをはじめ、従来の油抜きダイエットなど、毎年様々なダイエット法が流行り、医療機関で推奨されているものもあります。
中国やイギリスをはじめとした国際研究班の研究によると、結局どのダイエットも半年ほどは有意に体重の減少は認められますが、1年後にはリバウンドしているようです。
結局どのダイエット法がいいのでしょうか? 詳細を見てみましょう。

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結局、自分好みのダイエット法が一番!?

世界の肥満者数はここ40年で、約3倍に激増しています。
そのため、体重管理と心血管疾患リスクを低減させるために推奨される食事法が山のように提案されてきました。
毎年のように新たな「ダイエット法」がはやり、ダイエット(食事法)は人類の永遠のテーマと言えそうですね。

しかし、中国蘭州大学を中心とした国際研究チームの調べによると、これまで「減量」「血圧」「コレステロール値」「心血管性リスク因子」などの改善に対する、様々な食事法の相対的な影響を比較したところ、正確な分析結果は存在していないそうです。

結局、自分にあった食事法を一人一人が選ぶのがいいのでしょうか?

成人の肥満者の食事パターンを分析!

そこで研究チームは成人の「過体重」と「肥満者」の食事パターンを分析。
それに加え、人気の食事法との相対的な有効性も確認していきました。
固有の名称がついている「アトキンスダイエット」「DASH食」「地中海式ダイエット」を含む14の食事療法です。
そして「体重減少」「心血管性リスク」などの効果が発表された121件の論文を精査しました。
論文に記された記録データを合計すると、対象者は約22,000人、平均年齢は49歳でした。

特に有名な3ダイエット法の分析結果は!?

14のダイエット法を、さらに3つのパターンに絞り込むと、以下のようになりました。

  1. 低炭水化物食(アトキンスダイエット、ゾーンダイエットなど)
  2. 低脂肪食(オーニッシュ食など)
  3. 中程度の主要栄養素食(DASH食、地中海式ダイエットなど)
    *低脂肪食よりも脂肪は多めで、炭水化物は少なめの食事法。

 この3パターンの食事法を通常食と比較検討したところ……。

上記【1】または【2】は半年経過した時点では、ゆるやかに体重減少が認められました。平均体重減少は4~5kgです。そして半年後の血圧低下も見られました。

一方の【3】の食事法は、半年経過時点では、【1】や【2】よりもその程度がやや控えめでした。

中でも半年後の体重減少と血圧低下に関しては、【1】と【3】の中の「DASH食」が最も効果的とのこと!
しかし、落とし穴もあるのです……。

コレステロール値と体内炎症の予防には不向き?

ダイエットは体重が減るだけで一喜一憂してしまうものですが、コレステロール値や病気を引き起こす体内の炎症レベルも管理しておかなければいけません。

上記のダイエット法は、14全てに関して、HDLコレステロール値の改善と、「c反応性タンパク質(体内炎症に関する化学物質)」のレベルを有意に改善することはないことがわかりました。

さらに1年続けると、効果は持続しない?

以前からダイエットは、期間を決めて短期間だけ行うように注意喚起が促されていましたが、やはり長期間続けると、その効果は確実に薄れるようです。

分析の結果、調査対象となった14の食事法はどれも、「体重減少」と「心血管性リスク」の恩恵は、1年経過後には見られなくなったのです。
唯一、地中海式ダイエットだけは、LDLコレステロール値のわずかな低下は見られましたが……。

「達成された減量維持をどうするか?」が大切

この結果をふまえ、研究者たちは、どの食事法も結局、効果には大きな差異がなかったため、半年間の実施で効果が得られた「減量効果」を、どのように維持するかが大切だ、と述べています。

どの国の食事ガイドラインも、国民の共感を得られていないのが現実です。
そのため、各国が個々人に食品ベースのアプローチをとり、

「野菜」「豆類」「全竜穀物」をより多く摂取し、
「砂糖」「塩」「アルコール」摂取を控えめに!

という内容を奨励するのが、最も有効なアドバイスであり、一番のダイエットサポートにつながる、とのことです。
※参考:『英国医学雑誌(BMJ)』

さいごに

今ではダイエットサポート企業が増え、日本でも結果をコミットするダイエットサロンが増えてきていますね。
仕事や勉強は、キチンと管理しないと目標達成できないように、食生活もやはり目標をたて、それを維持をすることが大切ということですね。
今一度、野菜や大豆、穀物の摂取を増やし、スイーツやアルコール類を減らす食計画見直してみましょう。