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不規則な就寝習慣は心血管系リスクを高める? アメリカ・睡眠研究

お題「#おうち時間

家で過ごす時間が長くなると、睡眠時間がたっぷりと取れそうに思いますが、在宅ワークで出勤時間がないため、夜更かししている人も多いことでしょう。
しかし、不規則な就寝習慣は一度クセになると、元の生活リズムに戻ってもなおらないかもしれません。
これが長期に及ぶと、心血管系のリスクを高める可能性もあるようです。
アメリカの最新、睡眠研究の結果を見てみましょう。

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不規則な就寝習慣は心血管系リスクを高める?

毎日ほぼ決まった時間に就寝することと、1晩の睡眠時間を7時間確保することが「健康的な睡眠」と言われています。
アメリカのノートルダム大学の研究によると、こうした十分な睡眠の欠如が「糖尿病」「脳卒中」「心血管疾患」などのリスクを高めることがわかってきました。

『Fitbit』を用いたデータ解析によると?

研究では『Fitbit』というフィットネスアプリを用いて、557名の大学生のデータを4年間追跡調査しました。合計で約26万回の睡眠記録データを解析したのです。
その中から、普段の睡眠習慣と「安静時心拍数」の関係を分析した結果、就眠時間が通常1時間から30分遅くなるだけで、安静時心拍数が有意に上昇傾向になることが観察されました。

ここでの「通常の睡眠時間」とは、個人の就眠時間の中央値、前後1時間の範囲としています。就眠時間は遅くなればなるほど、安静時心拍数の上昇リスクと関連していたのです。

早寝も安静時心拍数を高める?

また意外な結果としては、通常の時間より早い就眠時間も安静時心拍数を高めるようです。一般に「早寝」は健康に良いように考えられていますが、普段よりも1時間以上早く就寝することで、安静時心拍数を高める結果となっています。
もし早寝する場合は、30分程度なら問題ないとのこと!

規則正しく7時間睡眠を確保しなければ意味なし?

この研究により、人間はたとえ毎日7時間の睡眠時間を確保できたとしても、毎日ほぼ同じ時間にベッドに入らなければ意味がないこともわかった、と研究者たちは述べています。
毎日同じ時間に入眠することで、睡眠中の安息時心拍数を落ち着かせることができるのです。
夜更かしして、朝遅く起きて7時間の睡眠時間を確保しても、睡眠中の安息時心拍数が高まってしまうので、眠りの質が悪くなり、翌日にもその不調が影響することも明らかになったのです。
心拍数が常に乱れると、やがて心血管系のリスクが高くなってくるので、毎日の積み重ねである睡眠習慣も大事にしておきたいですね。
※参考:『npjデジタル医療』

さいごに

毎日家で過ごすと、ラクな反面、別の意味でストレスが溜まってきます。
良質な睡眠は、ストレス軽減のカギにもなるので、在宅時間の長い、今の時期に規則正しい就寝リズムを整えておきましょう。