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中年からの生活改善でも女性の脳卒中リスクは減らせる?ハーバード・研究

お題「#おうち時間

男性よりも女性に多いとされる「脳卒中」。
主に食生活や生活習慣が原因で起きる病気ですが、ご自分の生活の何が悪いかが、よくわからない人も多いのではないでしょうか?
アメリカのハーバード大学の最新研究によると、中年期以降でも、生活習慣を改善することにより、女性の脳卒中リスクは減らせるとのこと。
どういうふうに生活を改善していけばいいのか?
詳細を見てみましょう。

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「脳卒中」とは?

一口に「脳卒中」と言っても、様々な種類があります。
東京福祉保健局によると、脳卒中には「脳出血」「くも膜下出血」「脳梗塞」などがあり、男女比は以下のようになっています。

「脳出血」では男性 58.1%(68 件)、女性 41.9%(49 件)、「くも膜下出血」では男性 28.9%(11 件)、女性 71.1%(27 件)、となっており、「脳梗塞(TIA を含む)」と「脳出血」では、男性が 女性より割合が高く、「くも膜下出血」では女性が男性より高い割合となっている。
※出展:第三章「脳卒中と診断された患者」東京福祉保健局

脳卒中の種類によっては女性の方が人口が多いことがわかりますね。

中年からの生活改善でも女性の脳卒中リスクは減らせる?

ハーバード大学の最新研究により、女性を対象とした調査結果が発表され、冒頭のように、中年期以降からの生活習慣を変えるだけで、女性の脳卒中リスクは減らせるとのこと。
特に「禁煙」「運動習慣」「減量」の3つにおいて、可能性が高いようです。

平均52歳女性の約6万人の調査内容とは?

研究では、看護師健康研究に従事する人たちを対象に、約6万人の女性を平均26年にわたって追跡調査しました。
平均年齢は52歳ということです。
脳卒中に及ぼす「禁煙」「毎日30分以上の運動」「肥満の場合は減量」の影響について、詳細に調査が行われました。

また食生活についても分析し、「魚」「ナッツ類」「全粒粉穀物」「果物」「野菜」の摂取が多いか?
「赤身肉」「加工肉」「飲酒」の摂取頻度を減らせているか?
など、健康的な食生活の影響についても検討されています。

詳細結果は?

分析の結果、以下のようなことが明らかになったのです!

  • 生活習慣・食生活を改善しなかった女性(全体の4.7%)が脳卒中に罹患
  • 「禁煙」「運動」「減量」を実践した女性は脳卒中リスクが25%減
  • 健康的な食生活に改善した女性は脳卒中リスクが23%減

特に食生活では「魚」「ナッツ類」の摂取を増やし「赤身肉」「加工肉」を減らした女性ほど、脳卒中リスクが下がっていたとのことです。

ただ、「運動」「禁煙」「減量」と生活習慣を改善した方が、脳卒中リスクが低下することもわかりました。

さいごに

研究者たちは、主に白人女性を対象とした観察研究であるため、まだ全ての人種の女性に有効な結果かどうかはわからない。
また男性を対象として調査を行う必要もある。
とした上で、
他の研究結果とあわせて考察しても、この効果は男性やほかの人種でも、一般化できる内容だろう、と述べています。

特に

1日30分以上の運動は、脳卒中リスクを20%下げるだろう

とのことです。
※参考:『脳卒中』

おうち時間が増えていても、家でできるストレッチや体操など、インターネットで紹介されているので、ぜひ取り入れてみましょう。
そして日本での「STAY HOME」は、お散歩は許されているので、30分ほど歩く習慣もいいですね。