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筋肉量が低下した高齢男性は糖尿病になりやすい? アメリカ・研究

お題「#おうち時間

おうち時間に慣れてくると、最初は家でできる体操やストレッチなどに取り組んでいても、サボりがちになってきますね。
しかし、運動習慣を持たずに、家にいると筋肉量が確実に落ちてきます。
特に高齢者の筋肉量が落ちると「サルコペニア」という疾患になり、糖尿病など生活習慣病にもつながりやすいようです!?
アメリカの最新研究の詳細を見てみましょう。

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加齢で筋肉量が低下した男性は糖尿病になりやすい?

アメリカのジョンホプキンス大学の研究によると、加齢で筋肉量が低下した高齢男性は、高齢女性よりも、糖尿病になるリスクが高くなるそうです。

アメリカでは、64歳以上の成人の4人に1人が糖尿病だというデータがあります。
それには、筋肉(骨格筋)とインスリンの関係が原因の1つとなっているようです。

骨格筋と糖尿病の関係とは?

骨格筋(筋肉)は、体内で最大のインスリン感受性組織と言われています。
インスリンと言えば「膵臓」ですが、筋肉とも深い関係があるのです。
その筋肉量が低下してしまうのが、加齢に伴って筋肉量が落ちる「サルコペニア」という疾患です。
筋肉量が低下するということは、インスリン感受性の組織も失いつつある、ということなので、血糖値の調節にも影響し、非常に糖尿病リスクが高まってしまうのです。

15年間の追跡調査によると?

研究では、ボルチモアの加齢研究に参加した平均60歳の男性871名と、女性984名を15年間にわたり追跡調査!
参加者は全身の筋肉量や脂肪量が測定され、男性では加齢による筋肉減少が目立ち、上記の理由から糖尿病リスクが非常に高まることがわかったのです。
しかし、女性では同じように筋肉量が減っていても、糖尿病のリスクは高まっていないとのこと。

なぜ高齢者に限って男女差が?

男性の身体は、本来、女性よりも筋力があります。
しかし、高齢期に差しかかると、女性よりも筋力の低下が著しいのは、運動習慣の違いだと、研究者たちは指摘。
女性の場合、高齢期に入っても、買い物や犬の散歩など、男性よりも身体を動かしていることが多いので、その差ではないか?と考察されています。

男性は高齢期に入ると、通勤もなくなり、家にひきこもりがちになる傾向がみられるそうです。
※参考:『内分泌学会雑誌』

さいごに

筆者は個人的に、女性の方が高齢になると筋力が衰えると思っていましたが、実際の統計データでは男性の方が多かったのですね。
アメリカの研究ではありますが、日本でも同じことが考えらます。
確かに、女性の方が、買い物や流行りのエクササイズ、野菜の摂取など、いくつになっても美や健康に関する努力は続けていますね。
特にこうした行為が高齢になるほど、筋力維持に役立っているということです。
おうち時間が長くても、散歩への外出はOKなので、男性も進んで身体を動かす機会をつくりましょう。