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ポテトには良質なタンパク源が豊富?女性の筋肉づくりに◎!カナダ・研究

「じゃがいも」といえば、炭水化物のイメージが大きいですが、実は筋肉維持を助ける質の良いタンパク源かもしれません!?
カナダの最新・栄養研究の詳細を見てみましょう。

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じゃがいもは筋肉維持を助けるタンパク源?

カナダのマクマスター大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。

研究では、1日の推奨摂取量のタンパク質(0.8gタンパク質/kg体重)を摂取している20代前半の女性24名を対象に、実験に協力してもらいました。

参加者を2つのグループに分け、2週間にわたって、

  • 【A】単離じゃがいもタンパク質を追加し、1日のタンパク質量が2倍になるよう摂取
  • 【B】プラセボ

上記のように食事に取り入れてもらいました。

その結果、【A】グループの女性たちは、じゃがいもからのタンパク源で、筋肉における新しいタンパク質を生成する速度が増したとのこと。
一方の【B】グループでは、そのような現象は起きませんでした。

じゃがいもからのタンパク源は動物性タンパク質よりも良質?

女性は、男性に比べると筋肉が身体につきにくいという特徴があります。
特に若い女性の場合は、国のタンパク質推奨量を摂取しても、なかなか筋肉維持をサポートするには不十分だという見解がありました。

しかし、この研究結果で、じゃがいものからのタンパク質で女性の筋肉維持が十分にできることが判明!

また、植物性タンパク質は、動物性タンパク質よりも質が低いと考えられていましたが、じゃがいも由来のタンパク質は、むしろ動物性タンパク質よりも、筋肉維持において優れていることもわかってのです。

筋肉維持は食事よりもトレーニングの方が効果あり?

研究では、参加者に片足だけの筋トレを行ってもらい、経過を観察しました。
片足だけのトレーニングは、同じヒトの中で、運動効果の有無を観察できるために、行ってもらったとのこと。

しかし、片足だけの筋トレでは、じゃがいもタンパク質摂取の効果は、残念ながら観察できなかったとのこと。

やはり運動による筋肉維持は絶大で、食事からのタンパク質摂取だけでは、新しい筋肉づくりは不十分なようです。

食事と運動の組み合わせで美しい筋肉づくりに!

研究者たちは、やはり運動は新しい筋肉づくりには強力な刺激を与えるために、欠かせない要素。
しかし、食事からのタンパク質摂取も大切で、じゃがいもなど、植物性タンパク質の摂取と運動の組み合わせでも、筋肉維持に役立つことがわかった。

と述べています。

今後は、植物性タンパク質と筋肉づくり、運動の組み合わせによる研究が、進んでいくそうです。
※参考:『栄養素』

さいごに

じゃがいもに意外な効果が期待できるとは驚きですね。
じゃがいもはフライドポテトやスナック菓子など、調理法によってジャンクフード扱いされることが多い野菜です。
しかし、マッシュポテトや蒸しイモなど、じっくり加熱すると、ビタミンCやタンパク質など、人体にいい影響を与える栄養源が摂取できるので、ぜひ食事に取り入れてみましょう。

フライドポテトよりも、ゆでたじゃがいもをベースとした「ポテトサラダ」を!
「肉じゃが」などもいいですね。