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肥満は高齢期の認知症リスクを高める? イギリス・最新疫学研究

中高年で肥満や過体重の人は、15年後の認知症リスクが高まるようです!?
イギリスの最新疫学研究の詳細を見てみましょう。

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肥満や過体重の人は10数年後、認知症に?

イギリスのユニバーシティカレッジロンドンの研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
研究では、イギリスの『加齢縦断研究』より、50歳以上のイギリス人約6,500名のデータを解析。
その結果、研究開始時にBMI値が30以上であった人たちは、BMI値が通常値(18.5~24.9)の人たちと比べ、平均11年の追跡期間中に、認知症になるリスクが31%も高いことがわかったのです。

腹部肥満の女性は特に注意!

女性に多い「腹部肥満」は、普通体重の女性と比べると、認知症リスクがさらに高く39%に!
しかし、男性ではその差異は見られなかったそうです。
データ解析では、「年齢」「学歴」「婚姻状態」「喫煙行動」「遺伝子素因」「糖尿病」「高血圧」といった要素も一緒に検討されています。

認知症は21世紀最大の健康問題

世界中で高齢化が進む中、「認知症」は21世紀最大の健康問題の1つと言われています。
この研究では、肥満率の上昇と認知症リスクが比例していることから、その関連を調査したものです。
その結果、研究者たちは、肥満率の上昇も、認知症リスク増大の問題を悪化させているのではないか、とコメントしています。
※参考:『国際疫学雑誌』

さいごに

高齢になっても活躍している著名人は、確かにスマートで認知力もしっかりとされていますね。
30~40代ですでに、ポッコリお腹が気になる、過体重かも? と思われる方、そしてすでに肥満と診断された方は、楽しい老後を迎えるためにも、早めに体重改善を心掛けておきましょう。