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日本は世界有数の長寿国!食と栄養からその理由を探ると!?

毎年発表される世界の長寿国で、日本はいつも上位ですね。
しかし、50年ほど前まではG7諸国の中で、最も短命な国と言われていました。
国立がん研究センターの研究によると、それは日本食に西洋食が加わったからだと分析!
長寿国となった日本の食事と栄養を見ていきましょう。

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この50年で虚血性心疾患とがんの死亡率が低下している?

国立がん研究センターの調べによると、G7諸国の最新死亡率統計を比較すると、日本は平均寿命では「長寿」となっています。
これは、この50年で、虚血性心疾患とがんでの死亡率が著しく低下してきたからだと推測できるそう!

1960年代の日本は?

1960年代は、「脳血管疾患」中でも「脳内出血」。それと「胃がん」による死亡率が高めでした。
そのため、当時の日本の平均寿命はG7諸国の中で最短だったようです。
その後、こうした疾患の死亡率が大幅に低下し、そして虚血性心疾患や何らかのがんでの死亡率も低下していき、今や世界有数の長寿国になったのです。

虚血性心疾患やがん死亡率が低下した背景は?

こうした背景には、次のような理由が考えられています。

  1. 日本における肥満の有病率の低さ
  2. 赤身肉、特に飽和脂肪酸の摂取量が低い
  3. 魚、特にオメガ3系脂肪酸や大豆など植物性食品の摂取が多い
  4. 主な水分補給が緑茶などの無糖飲料であること

これらの反映が大きいということです。

脳血管疾患での死亡率が低下した背景とは?

「脳血管疾患」での死亡率低下の理由では、真逆の食生活も上がっています!?

  1. 動物性食品・牛乳・乳製品など飽和脂肪酸やカルシウムの摂取増加
  2. 血圧の低下につながる減塩食の増加

特に2.は、胃がんの減少にも貢献したと考えられています。

さいごに

こうした背景を総合すると、典型的な和食だとメリットになることもあるが、そこにすこしだけ西洋食を取り入れると、より健康的な栄養バランスとなり、長寿につながるのではないか、ということです。

和食ベースに、肉類や乳製品を少し取り入れると、本来の和食になかった栄養や食材が取り入れられることになりますね。
※参考:『欧州臨床栄養学雑誌』