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果糖の摂りすぎから肝臓を守るのは「腸」の役目? アメリカ・研究

スイーツや加糖飲料に含まれる「果糖(フルクトース)」の摂りすぎは、肝臓をいため「脂肪肝」になるリスクが高まります。
そうならないために、体内で必死に防御してくれている臓器は「腸」になるそうです!?
アメリカの最新代謝研究を見てみましょう。

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果糖の摂りすぎは肝臓にダメージを

スイーツや加糖飲料に含まれる「果糖(フルクトース)」は、肝臓に達する前に、胃腸で分解されるようです。
この過程がワンクッションとなり、肝臓ダメージを保護していることが、アメリカのペンシルベニア大学の研究でわかってきました。

しかし、スイーツや加糖飲料の摂りすぎは、体内に大量のフルクトースが流れ込んでくるので、フルクトースが肝臓に「こぼれ出す」ことになります。
そのため、肝臓での代謝リズムが乱れて、脂肪肝へのリスクが高まるのだそうです。

腸内のある酵素レベルが高まると脂肪肝が減る?

研究では、マウスを用いた実験が行われました。
フルクトースの代謝を助ける「ケトヘキソキナーゼ」という酵素が用いられ、マウスの遺伝子操作により、腸内でのこの酵素レベルと脂肪肝の関連が調査されました。

調査の結果、腸内のこの酵素レベルが下がると、マウスは脂肪肝を起こし、逆に酵素レベルが上がると、脂肪肝が減少したとのこと。

この結果をふまえ、腸内で、きちんと前述の酵素が働き、フルクトース代謝が行われていると、マウスの肝臓内で、余分な脂肪の発生が軽減できていることがわかったのです。

重要なのは、一気に食べずゆっくり食べること!

研究者たちは、
「甘い食べ物や加糖飲料は、一気に食べる(飲む)のではなく、ゆっくりと食べることで、肝臓への悪影響は防げるはずだ」
と述べています。
※参考:『ネイチャー代謝』

さいごに

熱中症対策に、お砂糖がたっぷりと入ったスポーツドリンクやエナジードリンクを一気飲みする方も多いことでしょう。
しかし、一気にフルクトースが体内に取り込まれると、腸で処理しきれず、肝臓にこぼれ出してしまいます。
これが毎日毎日続くと、「脂肪肝」へとつながるので、特に甘いスイーツや飲料は、ゆっくりと摂取するよう心掛けたいですね。