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ビタミンCは筋肉量の維持にも関与!? イギリス・研究

ビタミンCといえば、風邪予防や抗酸化作用による美肌・美白のイメージがありますが、筋肉量の維持にも関与しているそうです!
野菜や果物の摂取が多い人は、自ずと血中ビタミンC濃度が高まり、骨格筋量も高いのだとか!?
イギリスの最新研究を見てみましょう。

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ビタミンCの摂取量と筋肉量は比例する?

イギリスのイーストアングリア大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
この研究では、中高年を対象に、骨格筋量を調査したところ、筋肉量がベストな状態になっている人ほど、血中のビタミンC濃度が高く、かんきつ類やベリー類、野菜などをたっぷりと食べているそうです。

ビタミンCの摂取は加齢によるサルコペニアを予防?

高齢期に入ると、加齢による骨格筋量が減少していきます。
そのため筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下する「サルコペニア」や「フレイル」といった高齢者特有の疾患リスクが高くなり、QOL(生活の質)も著しく低下しています。

そのため、今回の研究でわかったビタミンC摂取による筋力維持は、非常に重要な結果だと研究者たちは述べています。

ビタミンCは生活習慣病も予防できる?

加齢による筋力の低下は、前述のほかにも、身体障碍やⅡ型糖尿病、そしてあらゆる死因を招きかねない、大きな問題につながると考えられています。

そのため、ビタミンCにより筋力がUPできると、有害なフリーラジカルから体内の細胞や組織を守ることができるので、身体全体を老化による衰えから守ることができるのだそうです!

ビタミンCの摂取は、究極のアンチエイジングとなりそうですね。

これまで、高齢者とビタミンC摂取の重要性を調査した研究はほとんどなかったため、今回の研究結果は、貴重な結果をもたらしたことになるそうです!

ビタミンCの供給源は?

今回の研究では、42~82歳の男女約13,000人の骨格筋量と、血中ビタミンC濃度が計算されました。
その結果を分析すると、ビタミンCの血中濃度が高い人ほど、年齢にかかわらず、身体全体、そして筋肉も健康な状態にあったということです。

そして気になる、ビタミンCの供給源は「果物全般」が最も多く、続いて「野菜全般」、他にジュース類やイモ類であったということです。
※参考:『栄養学雑誌』

さいごに

やはり野菜や果物の摂取が多い人ほど、血中ビタミンC濃度が高いことがわかりましたね。
ビタミンCは加熱に弱いので、生のままで食べる果物か、野菜サラダで摂るのが望ましいでしょう。
イモ類は、ゆっくりと加熱すると、でんぷんでビタミンCが包まれて、加熱しても壊れにくいので、マッシュポテトやふかしイモでいただくといいでしょう。
筋肉量=タンパク質食品と思っている人も多いですが、ビタミンCもしっかりと摂取して、今ある筋肉の維持に努めたいですね。