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イライラ・怒りっぽい人は睡眠不足が原因? アメリカ・研究

最近、よくイライラする、些細なことで怒りっぽくなる! という人は「睡眠不足」になっていませんか?
アメリカの最新、睡眠研究によると、充分な睡眠をとっていない人は、怒りの反応が高く、増長しやすいことがわかってきました!
怒りが爆発する前に!? 睡眠時間を確保するのがいいのでしょうか?
詳細を見てみましょう。

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イライラ・怒りっぽい人は睡眠不足?

アメリカのイリノイ大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
研究では、大学生約200名を対象に、一ヶ月の「睡眠」「ストレス要因」「怒りの状態」について記録してもらい、予備実験を実施しました。
そうすると、通常より睡眠不足だった翌日に「怒り」を経験する傾向が高かったとのこと!

睡眠不足になると騒音で腹を立てるように!?

次に地域住民を対象に約150名を実験し、怒りの程度が評価されました。
実験内容は、通常の睡眠スケジュールを維持するか、自宅での睡眠を2晩で約5時間程度減らすかを選んでもらい、その後、実験室で刺激性の騒音にさらされて、怒りの程度が評価されました。

充分な睡眠をとっていた人たちは、騒音に対して順応し、怒りもほとんど見られませんでした。
しかし、不眠不足の人は、騒音に反応して怒りが高くなり、増幅したとのこと!
こうしたことから、睡眠不足の状態では、イライラする状況への感情的な適応が損なわれることが示されたのです!

睡眠不足は様々な怒りを呼ぶ?

また、主観的な眠気は、怒りに対する睡眠不足の影響と、ほとんど比例していることもわかりました。
そしてオンラインの競争ゲームでの怒りの感情を調べた実験でも、同様の結果となりました。

この結果をふまえ、研究者たちは、

睡眠不足は怒りを増大させ、時間とともに欲求不満を増大させる、という強い因果関係を証明する結果となりました。
さらに、毎日、睡眠の記録を用いた研究結果では、若者の場合、睡眠が不足した日の午後に、怒りを爆発させる傾向が多く、その影響が日常生活につながることも示唆されている。

と述べています。
※参考:『睡眠』

さいごに

イライラや怒りは、自分に向けられている間は、まだ改善の余地があるでしょう。
しかし、他者に向かうと、暴力にもつながりかねないので、睡眠時間は十分に確保して、怒りの種は育たないようにしたいものですね。