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定期的なアルコール摂取はⅡ型糖尿病と高血圧リスクを高める?米・研究

週に8杯以上のアルコール飲料を摂取するだけで、Ⅱ型糖尿病と高血圧のリスクが高まるそうです!?
アメリカの心臓学会で発表された研究報告を見てみましょう。

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週に8杯のお酒で糖尿病・高血圧に?

アメリカのウェイクフォレスト大学の研究報告によると、週に8杯以上のアルコールを摂取するだけで、成では、Ⅱ型糖尿病と高血圧リスクが上昇するそうです。
1杯(1ドリンク)は、ビール355ml、ワイン177mlに該当するそうです。

研究では、一万人以上のⅡ型糖尿病患者(平均年齢63歳、男性61%)を対象に、アルコール摂取と血圧の関連が検証されました。
この臨床試験は、2001年から2005年にかけてアメリカとカナダで始まり、77の医療センターで実施された長期臨床試験の結果になります。

臨床試験の詳細とは?

アルコール摂取量は、
・飲まない
・軽度(週1~7杯)
・中度(週8~14杯)
・重度(週15杯以上)
の4つに分類されました。

1杯は以下のようにカウントされています。
・ビール 12オンス(355ml)
・ワイン 6オンス(177ml)
・リキュール 1.5オンス(44ml)
ただし、摂取量は、自己申告でした。

血圧上昇は、
・120-129/80 mmHgが「上昇」
・130-139/80-89 mmHgが「ステージ1高血圧」
・140/90 mmHg以上を「ステージ2高血圧」
とランク付けされています。

解析の結果、軽度のアルコール摂取は血圧の上昇とは関連しなかったが、中度のアルコール摂取で、血圧上昇、ステージ1&2リスクが高まったとのこと!

中度のアルコール摂取量で高血圧に?

この調査では、Ⅱ型糖尿病患者が対象となっています。
特に糖尿病リスクの高い人は、中度のアルコール摂取だけでも、高血圧のリスクが跳ね上がってしまうので、注意が必要ですね。
具体的な数値としては、中度以上のアルコール摂取で、
・血圧上昇リスク 91%
・ステージ1 149%
・ステージ2 204%
とそれぞれ高血圧リスクの増加と関連が見られました。
※参考:『米国心臓学会雑誌』

さいごに

Ⅱ型糖尿病患者の人、または糖尿病リスクが疑われる人で、特に血圧コントロールに問題があると、医師から忠告を受けている人は、アルコール摂取の抑制など、生活習慣の変更を検討すべきだ、と研究者たちは述べています。

糖尿病は単にスイーツや糖質を控えるだけでは解決に至らず、アルコール摂取の抑制も必要と言えそうですね。
糖尿病と高血圧がダブルでのしかかると、心臓や脳にも大きな負担がかかり、メタボや認知障害など、負の連鎖にもつながるので、くれぐれも注意したいですね。