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毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

地中海食とプチ断食を同時に行うと心臓病リスクを下げる?米・研究

偏った食生活が増える中、世界中で心臓病リスクが高まっていますね。
その予防策に、地中海食とプチ断食が良いそうです。
それも同時に行うと!
アメリカの最新研究を見てみましょう。

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地中海食とプチ断食が心臓病リスクを下げる?

アメリカのミズーリ大学などの共同研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
地中海食には、豊富な野菜や果物、ナッツ類、全粒粉穀物、オリーブオイル、魚介類がバランスよく含まれており、以前から心臓病リスクを下げると考えられていました。
それに、プチ断食を加えるとさらに効果が高まるそうです。
プチ断食は「間欠的断食」とも呼ばれ、朝食か夕食を抜いたり、1日の合計摂食時間を短くして、空腹時間を長くすることを言います。

飽和脂肪酸はタブー

研究チームが、心血管系に良い食事を検討した結果、前述のようなことがわかってきたそうです。
バターや生クリーム、肉類といった飽和脂肪酸を過剰に摂取することは望ましくなく、できる限り摂取を控えることも、心臓に良い食事の一歩となります。

完全ベジタリアンも心臓に良くない?

また、動物性食品を一切取らない完全ベジタリアン食も、栄養不足が指摘されるため、心臓に良くないようです。

地中海食が理想的!

そこで、研究者たちは、飽和脂肪酸が少なく、そして菜食だけでなく、足りない栄養は魚介類で補える「地中海食」に注目!
地中海食は、イタリア、スペイン、トルコ料理といった地中海沿岸の人たちが昔から食べていた伝統料理を指します。

地中海食は認知症やうつ病予防にもいい?

研究では、実際に地中海食を取り入れた臨床試験を実施しています。
その結果、地中海食は、心臓病だけではなく、糖尿病や認知機能の低下、うつ病、一部のガンリスクも低下することがわかったのです!

プチ断食の成果は?

加えて、この研究ではプチ断食(間欠的断食)の臨床実験も行っていました。
毎日の摂食時間を8~12時間以内とすることで、体内の炎症を軽減し、インスリンの感受性を改善する、と考えられています。
まだ間欠的断食には、十分なエビデンスが揃っていないものの、地中海食と一緒に行うと、有意に心臓病リスクが軽減できると、推測されています。

さいごに

研究者たちは、この結果をふまえ、日頃の食生活を地中海食ベースにすることを、大いに推奨する、と述べています。
※参考:『米国心臓学会雑誌』

地中海食は肉を魚介類に、バターやラード、牛脂をオリーブオイルに置き換えるだけで、簡単に実践できます。
いつもの油を、オリーブオイルに代えるだけでも、健康度がUPするので、できることから始めてみたいですね。