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コロナによるSTAY HOMEで、座位時間が増えて問題に?米・研究

近年、座っている時間(座位時間)が長いことによる健康被害が懸念されています。
新型コロナウイルスの影響で世界各地でSTAY HOMEが促され、座位時間の長さに拍車をかけてしまっているようです。
アメリカの最新研究を見てみましょう。

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パンデミックで大学生の座位時間が急増?

アメリカのケント州立大学の研究によると、パンデミックによって大学が閉鎖された結果、家で過ごす学生が増え、大学生の座位時間が週あたり8時間近く増加していることがわかってきました。

アメリカの大学ではほとんどが遠隔授業

コロナの影響で、アメリカでも、ほとんどの大学の授業が遠隔学習に切り替わりました。
キャンパスが閉鎖されたので、学生たちは故郷に帰り、家で過ごす時間が増えました。
そのような変化が、社会的距離のガイドラインと共に、人々の社会的相互作用を変化したのです。
今でこそ、緩和されはじめていますが、フィットネス施設、公園、体育館などの入場も制限されましたね。

400名の大学生を調査すると!?

研究では、約400名の大学生を対象に、対面授業(通常の授業)が中止される前後の、
・身体活動
・座位行動
について質問を実施し、その後、評価しました。

その結果、対象となった大学生は、遠隔学習に移行した後、平均で週に8時間近く、多く座るようになっていたのです。

活動的な学生ほど座位時間が長くなっている

もともと活動的ではない学生は、むしろ遠隔学習に切り替えてからのほうが、身体活動が少しだけ増えた傾向がありました。
しかし、もともと活動的でスポーツなどを定期的に行っていた学生ほど、全体的な身体活動の減少を経験していたようです。

運動施設の利用制限で身体活動の低下に?

また、研究グループは、多くの学生が運動のためにフィットネス施設や、体育館、運動場などを利用しており、それらの閉鎖が、座位時間増加につながった、とみています。
しかし、今まで活動的ではなかった学生ほど、通学時間がなくなった代わりに、家を出て散歩する、といった習慣を新たに取り入れている、という調査結果も浮かび上がってきました。
研究者たちは、後者の学生の行動結果に、驚いた、ということです。
※参考:『国際エクササイズ科学雑誌』

さいごに

もともと活動的であった人たちは、行動する場所がなくなったことで座位時間が増えてしまったのですね。
しかし、行動的ではなかった人ほど、実は歩く習慣を大切にしていたのかもしれませんね。