コロナの影響で、ストレスを抱える人が急増していますね。
ストレスが蓄積されると、睡眠にも影響を与えてしまいます。
眠っている間、知らずに襲う「閉塞性睡眠時無呼吸」も問題の1つに。
その改善のカギを、腸内細菌叢が握るようです!?
アメリカの最新・睡眠研究を見てみましょう。
睡眠時無呼吸と腸内細菌叢の関連とは?
アメリカのミズーリ大学の研究によると、「閉塞性睡眠時無呼吸」によって腸内細菌叢に変化が起こり、睡眠調節に重要な役割があることが、わかってきました。
研究では、マウスを低酸素状態において3日間の睡眠状態を記録しました。
実験的な「睡眠時無呼吸」環境を観察するためです。
6週間後、この環境を経たマウスの糞便を採取し、腸内細菌叢を観察しました。
また、この糞便を、正常マウスに移植して、その経過も観察されました。
睡眠時無呼吸は日中に眠くなりやすい
その結果、実験マウスから糞便を移植されたマウスは、覚醒期間中により長く、頻繁に眠るようになったとのこと。
つまり、睡眠時無呼吸状態の腸内環境だと、日中の目を覚ましていなければいけない時間帯に、睡魔が襲ってくる、ということです。
※参考:『実験神経学』
さいごに
睡眠時無呼吸状態になると、まず腸内細菌叢が変わってしまい、その結果、日中も眠くなってしまうようですね。
きちんと睡眠時間を確保できているのに、日中、眠くなってしまう人は、「睡眠時無呼吸」のサインかもしれません。