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スーパーエンドウ豆が糖尿病リスクを減らす? イギリス・研究

エンドウ豆の中でも、皺が多い「スーパーエンドウ豆」をご存じですか?
この豆に、血糖コントロールを助け、Ⅱ型糖尿病リスクを低下させる実力があるようです!?
そのカギは、冷ご飯などでおなじみの「レジスタントスターチ」!
実は、スーパーエンドウ豆にも多く含まれることがわかってきたのです!
イギリスの最新食品研究を見てみましょう。

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スーパーエンドウ豆はレジスタントスターチが豊富!

イギリスのインペリアル・カレッジ・ロンドンの研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
研究チームは、エンドウ豆の品種を検討!
すると、皺の多いエンドウ豆ほど、一般のエンドウ豆と違って、レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)が非常に多く含まれていることを発見しました。

スーパーエンドウ豆に血糖スパイクを抑える力が?

さらに研究チームは、通常のエンドウ豆と、野生種の「スーパーエンドウ豆」を比較したところ、スーパーエンドウ豆の方が、血糖スパイク(血糖値の急上昇)を抑えることがわかりました。
この効果は、スーパーエンドウ豆から作られた粉を、食事に添加するだけでも観察されたとのこと!

レジスタントスターチの摂取は胃腸に優しい!

一連の実験では、ボランティアの参加者たちを2つのグループにわけ、経過が観察されました。
【A】グループには、毎日50gのスーパーエンドウ豆を食べてもらいました。
対象群として、一般のエンドウ豆を食べてもらい、【B】グループとしました。
その後、エンドウ豆が、人間の胃腸管で、どのように消化吸収されるのかが追跡されました。
25人の参加者に毎日、4週間摂取してもらったところ……?
レジスタントスターチの含有量が多い、【A】グループの人ほど、血糖スパイクが抑えられたことがわかりました。

長期的にレジスタントスターチを摂ろう!

研究者たちは、この結果をふまえ、
「長期的にレジスタントスターチを多く含む食品の摂取を、政策に加える必要があります。
貧血予防にパンに鉄を加えるなど、この種の介入は前例があります。
今や世界中に蔓延しているⅡ型糖尿病問題は、レジスタントスターチの摂取を推奨することで、その予防や、代謝性疾患に取り組む政策として、有望になるはずだ」
と述べています。
※参考:『ネイチャー食品』

さいごに

この実験では、スーパーエンドウ豆が使われていましたが、レジスタントスターチは、日本が誇るお米にも含まれます。
ご飯を冷ますと現れる物質なので、おにぎりやお寿司、冷えたお弁当のご飯などにレジスタントスターチが豊富です。
スーパーエンドウ豆は、野生種で、日本では手に入りにくい野菜ですが、「レジスタントスターチ」という名前を覚えておいて、摂取する機会を増やしてみましょう。