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ジャガイモを夕食に食べると血糖値が安定? オーストラリア・研究

糖尿病患者は、高GI食品に指定されているジャガイモを避けているケースが多いようです。
しかし、オーストラリアの最新研究によると、ジャガイモを夕食に取り入れると、夜間の血糖値を安定させるという、結果が報告されました!
詳細を見てみましょう。

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ジャガイモを夕食に取り入れると夜間の血糖値が安定?

オーストラリアンカソリック大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
オーストラリアでは、「バスマティ米」という低GIの穀物を食べる地域があります。
しかし、低GI食品のバスマティ米を夕食で食べるよりも、ジャガイモを取り入れた夕食を食べたほうが、夜間の血糖値が安定していることがわかったのです。

血糖値は上げすぎても下げすぎてもNG

血糖値は急激に上がりすぎると危険です。
しかし、血糖値が70以下に下がりすぎても、危険な状態になるので、節度な状態でキープするのが望ましいのです。
ジャガイモなら、それが実現できるようですね。

ジャガイモは茹でるかローストで

ただし、ジャガイモは茹でたものか、焼いたもの(ロースト)したものに限ります。
ポテトチップスやフレンチポテトなどの揚げ物はNGです。
研究チームは、24名の成人Ⅱ型糖尿病患者(平均58歳、平均BMI値31.7)を対象に、臨床試験を実施しました。
参加者は、別々の日に、同じ内容の朝食と昼食を摂った後、ジャガイモまたはバスマティ米を取り入れた夕食を摂りました。
ジャガイモの調理法は、「茹でる」「ロースト(焼く)」「茹でた後冷やして再加熱」の3つ。
また、各食事日の間には、9日間の洗い出し期間が設けられました。

食事直後30分ごとに2時間採血した結果は?

臨床試験では、血糖値測定が行われ、食事直後と30分ごとに2時間、採血しました。
また、睡眠中の血糖変化を追跡するため、1晩連続血糖値モニターを装着して就寝してもらいました。
解析の結果、ジャガイモ料理とバスマティ米の、それぞれの食後血糖値の変化は、食事感での差異は観察されませんでした。
しかし、参加者の夜間血糖反応は、低GIバスマティ米と比較して、高GIのジャガイモの食事を摂った後のほうが、好ましい血糖曲線であったそうです!

高GI食品だから悪影響とは限らない!

研究者たちは、

栄養学研究の間で、頻繁に使用されているにも関わらず、GIの測定は食事が血糖制御に、どう影響するかは適切なツールではないことがわかりました。

 と述べています。

さいごに

高GI食品は、食材によっては、決して身体に悪い訳ではなさそうですね。
砂糖や生成小麦粉は、血糖値を上昇させた後、急降下させることが知られています。
ですが、ジャガイモは調理法次第では、血糖値を安定させてくれる優良食材となりそうですね。