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心不全リスクを下げるダイエットとは? アメリカ・研究

日本でも糖尿病の人口が増えつつありますね。
Ⅱ型糖尿病は体脂肪と腹囲の数値を下げることが必須です。
また、Ⅱ型糖尿病患者は、心不全のリスクが高まります。
アメリカの研究で、心不全リスクを下げる、ダイエット法が検討されました。
詳細を見てみましょう。

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体脂肪と腹囲の数値を下げることで心不全リスクを下げる?

アメリカのテキサス大学の研究により、体脂肪と腹囲の数値を下げると、Ⅱ型糖尿病患者の心不全リスクを下げることがわかってきました。

研究では、肥満のⅡ型糖尿病患者を対象に、約5,000人のデータを解析。
対象者は調査開始時と、1年後、4年後に「体重」「体組成」「腹囲」が測定されました。

12年間の追跡調査結果は?

その後、12年間にわたって、対象者を追跡調査し、心不全の発症傾向が分析されました。
研究では、『Look AHEAD試験』を採用し、体組成を測定しました。
年齢、性別、人種、身長と体重、腹囲を考慮して、新しい計算式より、体脂肪量、徐脂肪、体重の結果が割り出されました。

その結果、対象者は追跡期間中、257名が心不全を発症しました。
しかし……!?

体脂肪量と腹囲が下がると心不全リスクも下がった!

さらに調査を進めると、対象者の体脂肪量と腹囲が下がるほど、心不全の発症リスクも可能性が低くなることがわかったのです。

体脂肪量が10%減少するだけで、駆出率が維持される心不全リスクが22%も低下!
そして、駆出率が低下した心不全リスクも24%低下していました。

腹囲が低下すると……!?

腹囲の低下は、駆出率が低下した心不全ではなく、「駆出率が維持された心不全リスク」を大幅に低下させることもわかりました。

徐脂肪体重の減少は心不全と関連なし?

一方の徐脂肪体重の減少は、心不全リスクに関連がなかったようです。
リスクを下げることも、上げることもなく、全く変わらなかったとのこと。

体脂肪を減らし筋肉保持の増加は?

この結果をふまえ、研究者たちは、

一般に言われる、体脂肪を減らして、筋肉の保持の増加に努めるダイエットは、心不全のリスクを減らすのに効果がある、とはまだ言い切れない。
多くの研究結果が必要です。

と述べています。
※参考:『循環器』

さいごに

体脂肪量と腹囲を減らすことが、Ⅱ型糖尿病および心不全の予防策となるようですね。
脂っこいものや、スイーツなど、脂質と糖質を控えるのがベターでしょう。