野菜や果物に多く含まれるフラボノイド類。
これらを食事から多く摂取している人は、高齢期に入っても認知症の発症リスクが引くようです!?
アメリカの最新研究を見てみましょう。
男女約2800人の調査結果でわかったフラボノイドのパワー
研究では、男女約2,800名を対象に、6種類のフラボノイド類の摂取量を調査しました。
調査当時の平均年齢は59歳。
追跡期間は19年以上におよび、フラボノイド類の摂取量と認知症の関連が調べられました。
フラボノイドの種類別で見ると?
認知症の発症率低下を、フラボノイドの種類別で統計を出すと、以下のような結果になりました。
上位3例を見ると
- フラボノール:46%低下
- アントシアニン:76%低下
- グラボノイドポリマー:42%低下
となっています。
各フラボノイドはどんな植物に?
フラボノイドの種類を挙げても、どんな食品に入っているのかピンと来ないことでしょう。
- フラボノールとフラボノイドポリマーは紅茶やリンゴ、ナシに
- アントシアニンはブルーベリーやイチゴ、赤ワイン
に入っており、実際、対象者の人たちも、これらの食品から摂取していた、とのこと。
フラボノイド類を摂取すると、体内で代謝する際、神経細胞の生存を促す働きがあります。
そのため、脳血管の血流を良くすると、考察できるとのこと。
※参考:『Am J Clin Nutr; 112,343,353,2020』
さいごに
果物は糖質制限で問題視されがちですが、フラボノイド類が豊富な果物は、さほど糖質が高い訳ではありません。
果物も適宜、取り入れて、脳細胞を活性しておきたいですね。
脳細胞が活性化されると、高齢になっても「生活の質(QOL)」が向上します。
快適な毎日を送りたい方は、ぜひ果物習慣を!