スイーツやファストフードなどの「ジャンクフード」は、時々食べるとおいしいですよね?
いわゆる「不健康食」です。
一方の野菜や果物、和食、地中海式の食事などを「健康食」と言いますね。
アメリカの最新研究によると、不健康食を食べてしまうと、せっかくの健康食のメリットが台無しになることがわかってきました。
詳細を見てみましょう。
健康食のメリットは不健康食の摂取で損なわれる?
アメリカのラッシュ大学医療センターの研究によると、地中海式の食生活(イタリア料理・スぺリン料理・トルコ料理など)などで、食生活に気を配っていても、同時に不健康食を頻繁に取り入れている人は、健康が損なわる事実がわかってきました。
地中海式食生活の食材は認知機能をUP?
研究では、1993年から2012年にかけて行われた「シカゴ健康加齢プロジェクト」の高齢者データを解析。
高齢者の認知的健康と食生活の関連が調査されました。
対象者は、シカゴ在住の約5,000名の高齢者です。
平均年齢は74歳、そのうち男性は36%でした。
参加者のデータより、144食品の食事摂取頻度調査を行い、平均6.3年の追跡調査が行われました。
地中海式食生活で取り入れられている食品の順守率を点数化し、認知機能と比較した結果、スコアが高い高齢者ほど、認知機能の低下が遅かったそうです。
西洋型食生活は、認知機能を低下させる!
一方の、西洋型食生活の食材(肉類・乳製品・生成小麦・砂糖・揚げ物など)を多く食べている人は、例え、地中海食を取り入れていても、認知機能の低下が早いことがわかりました。
地中海食の恩恵を受けたいなら、不健康食はやめる!
この結果により、研究者たちは、
地中海食の効率的な健康メリットの恩恵を受けるには、加工食品や揚げ物、お菓子といった不健康食(ジャンクフード)の摂取を制限する必要があります。
と述べています。
※参考:『アルツハイマーと認知症』
さいごに
他の研究で、認知症やアルツハイマーになりやすい人は、砂糖の摂取が多い!
というデータが出ていますが、今回の研究でも、同様のことが言えそうですね。
不健康食は確かにおいしいのですが、たまのご褒美ということにして、日々の食生活では、野菜や果物などの生鮮食品を取り入れるようにしたいですね。