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大腸がんリスクを低下させるにはどんな食事がいい?アメリカ・研究

飽食の時代と言われる昨今。
世界各地で「大腸がん」リスクが増加傾向ですね。
「大腸がん」は、日本の死因でも、トップ3にあがっているほど深刻です。
そんな中、アメリカの最新研究で、大腸がんリスクを低下させる食事内容が、発表されました。
一体どんな内容なのでしょうか?
詳細を見てみましょう。

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大腸がんリスクを低下させる食事内容とは?

アメリカのユタ大学などの共同研究によると、大腸がんリスクを低下させる食事内容として、

  1. 食物繊維の摂取
  2. カルシウムが摂れる食品(魚、チーズなど)
  3. ヨーグルトの摂取量の増加
  4. アルコールと赤身肉の摂取量の減少

この4つが上がっており、説得力あるエビデンスとのこと!

食事パターンと大腸がんの関係とは?

研究チームは、食事パターンと大腸がんリスクの関連を調査するため、特定の食品や食品群、アルコールを含めた飲料の摂取量と、食事から得られる主要栄養成分を分析しました。

『MEDLINE』『Embase』『Cochrane Library』といった、大規模なデータベースを、開始から2019年9月まで検索し、その内容が解析されました。
適格性を評価したところ、食事要因と大腸がん発生率を結びつける109の関連を証明する、45件のメタ分析がヒットしました。

赤身肉とアルコール摂取が多いほど大腸がんに?

その結果、赤身肉の摂取量の多さと、アルコール摂取量の多さが、有意に大腸がん発生率と「正」の関連が認められました。
一方、食物繊維、カルシウム、ヨーグルトの摂取量が多いほど、大腸がん発生率は「負」の関連が認められたのです。

食物繊維やヨーグルトはやはり腸に良かった!

今回の大規模データの分析により、食物繊維・カルシウム・ヨーグルトの摂取量増加は、大腸がんリスクの低下につながるエビデンスが発見されたことになります。
こうした食品群は、今まで「腸に良い」と考えられていましたが、科学的根拠を持って、良い!と言えることになったのです。

他の乳製品や全粒粉穀物は?

赤身肉とアルコールが腸に悪く、食物繊維やヨーグルト・カルシウムが腸に良いことはわかりましたが、他の乳製品や全粒粉穀物などはどうなのでしょうか?
これらは、特定の食事パターンなど、示唆に富んだエビデンスは見つからなかったようです。
「牛乳や全粒粉穀物が腸に良い?」という説は、確証がないようですね。
※参考:『JAMAネットワークオープン

さいごに

今や「腸活」ブームともいえるほど、腸内環境に良い食生活が、様々なメディアで紹介されていますね。
しかし、本当に効果が期待できるかどうかは、半信半疑な方も多かったことでしょう。
今回の研究発表により、腸活のために、ヨーグルトや食物繊維を積極的に摂っている人は、大腸がんリスクの心配が少なくなることが証明されましたね。
※ただし、食品なので、あくまでの予防効果が期待できるということです。