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砂糖やコーンシロップの摂取が多いと免疫系に損傷を?イギリス・研究

イギリスの最新研究によると、フルクトース(果糖)を多く含む食事を続けていると、免疫系の機能が妨げられる可能性があることがわかってきました。
詳細を見てみましょう。

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砂糖やコーンシロップの摂取が多い人は要注意!

イギリスのスウォンジー大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました
フルクトース(果糖)は、果物に含まれる糖質のことです。
果物を単品で食べる分には、高濃度の果糖摂取にはなりにくいのですが……。
一般の調味料として出回っている砂糖(白砂糖・グラニュー糖など)やコーンシロップ(別名:ガムシロップ)を多用している人は、冒頭のように、免疫系の機能が妨げられ、感染症などの疾患に罹りやすくなるかもしれません!?

ヨーロッパ全体で砂糖摂取による肥満・糖尿病患者が増加傾向

砂糖やコーンシロップは、菓子類やパン類、清涼飲料水に多く含まれており、西欧諸国の肥満やⅡ型糖尿病患者の増加は、これらが起因していると言っても、過言ではないそう!
砂糖類の摂取は、肥満やⅡ型糖尿病の他に、非アルコール性脂肪肝疾患にも関連しており、事態は深刻とのこと。
しかし、まだまだこうした糖類の摂取が、体内の単球やマクロファージなどの免疫細胞に悪影響を与えている事実は、理解されていません。

フルクトースと免疫細胞の関係とは?

砂糖(ショ糖)やコーンシロップを摂取すると、体内は高濃度のフルクトースを取り込むことで、免疫細胞の代謝メカニズムに影響を及ぼします。

フルクトースを代謝する際に、免疫系統が活性化されます。
その過程で、炎症などが起き、反応性の高い分子を生成することが示唆されました。
こうした炎症は、細胞や組織に損傷を与えるので、臓器や体内システムが正常に機能しなくなるのです。
こうした状態が続くと、様々な病気につながってしまいます。

現代人の多くを悩ませる病気のほとんどが食事が原因?

研究者たちは、こうしたメカニズムの発見により、

日頃の食生活の様々な要素を研究することで、炎症や病気の原因となる可能性がある食材が限定できます。
また、日頃の食事で何を食べ、何を控えるべきかがわかると、健康と福祉を有効に改善することができる。

と述べています。
※参考:『ネイチャーコミュニケーション』

さいごに

スイーツやインスタント食品、便利な調味料、加糖飲料には、必ずと言っていいほど、砂糖やコーンシロップが含まれていますね。
日本では、清涼飲料水の多くに『ぶどう糖果糖液糖』という名の糖類が利用されています。
これは、欧米でいう「コーンシロップ」とほぼ同類の糖類なので、製品のパッケージを吟味して、できる限り、控えたいものですね。
原材料欄は、含有量の多い者から順番に明記されているので、砂糖やぶどう糖果糖液糖が先頭に近い表記の製品は、できる限り避けるようにしましょう。