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閉経女性は筋肉量が減少しやすい!そのメカニズムとは?北欧・研究

女性が閉経を迎えると、エストロゲン欠乏により、筋肉量が減少しはじめます。
そのメカニズムはナゾに包まれていましたが、そのメカニズムが、フィンランドの最新研究により、わかってきました!
どのような仕組みになっているのでしょうか?
詳細を見てみましょう。

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閉経女性の筋肉量低下のメカニズムとは?

フィンランドのユヴァスキュラ大学の研究報告によると、閉経後の女性は、エストロゲン欠乏によって、骨格筋のマイクロRNAの信号伝達が変化することがわかってきました。
そのため、閉経女性の筋肉量が減少傾向に向かうのだそうです!

エストロゲン欠乏と骨格筋の関係とは?

研究では、エストロゲン欠乏と骨格筋のマイクロRNAの信号経路の関係が調査されました。
この信号経路に変化がみられると、筋肉量減少につながり、信号カスケードの活性化にもなるようです。
この信号の変化が、筋肉機能と筋肉細胞のサイズの両方に変化を起こすので、結果的に筋肉量が減少するのだとか!?
エストロゲンが筋肉量の保持と、どのように関連するかに焦点をあてて、観察すると、骨格筋の細胞死に関連する信号と関係があることがわかってきたそうです。

RNAの細胞死とは?

遺伝子のことを「DNA」と言いますが、「RNA」はDNAつまり遺伝子情報の転写のことを言います。
筋肉の細胞死にはマイクロRNAが関与しており、閉経後のエストロゲン減少と同時に、RNA分子は、筋肉を造るタンパク質の合成を阻害する信号を送り、筋肉細胞の数を制御していることがわかったのです。

閉経女性は血液にも?

また、研究チームは、閉経期の女性の血液中にも、筋肉と同様、エストロゲンに応答するマイクロRNAを発見しました。

予防策はレジスタント・タンパクの摂取と筋トレ?

女性の閉経は、50代が平均と言われていますが、個人差があり、早い人では40代で迎えます。
40代に入ると、女性のエストロゲンは減少傾向にあると考えておいたほうが良いでしょう。
そうすると、セットのように筋肉量を減らすマイクロRNAがついて回ることにもなります!
予防策としては、タンパク質食品を程度に摂り、運動量を保持して筋肉量をキープすることが大切なようです。
※参考:『実験老年学』

さいごに

レジスタント・タンパクは閉経後の女性にも食べやすい「高野豆腐」などに多く含まれますね。
お肉をガッツリ食べるのもいいですが、脂肪も同時に増えてしまうので、脂身の少ない卵や鶏肉、魚介類からタンパク質を適宜摂取しておきましょう。
また、筋肉を造るには、グリコーゲンの供給も必須!
グリコーゲンは、お米などの炭水化物からグルコースを供給することで得られます。
お菓子やパン類ではなく、ごはんや玄米、雑穀、全粒粉小麦粉などから、良質の炭水化物も摂取しておきましょう。