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中年期の運動と食事が未来の高齢期の健康を左右する?アメリカ・研究

今、中年期の人たちは、老後なんて、まだまだだと思っていることでしょう。
しかし……!?
現在の運動習慣や食生活が、後々の高齢期の健康に左右するのです。
高齢期の寝たきりや、病院通いは、若い頃の生活習慣が、そのまま影響するのだそうです!?
アメリカの最新研究の詳細を見てみましょう。

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中年期の野菜摂取や運動習慣が高齢期の健康を支える!?

アメリカのボストン大学などの研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
中年期の野菜・果物摂取やその他の健康的な食生活と、定期的な運動習慣の組み合わせは、後年になってから最適な心臓代謝を伴い、心身共に健康になることがわかってきました。

研究では、『フラミンガム心臓研究』の参加者約2,400名のデータを解析。
平均年齢は47歳、約54%が女性ということです。
対象者は、8日間の身体活動を加速度計を用いて記録され、食物摂取頻度質問票によって食事情報が集計されました。
こうした記録を、米国2018年度版『身体活動ガイドライン』と2015年度『食事ガイドライン』の数値をもとに、比較統計が出されました。

参加者の28%が国の推奨基準をクリア

データを解析した結果、参加者の28%の人たちしか、身体活動と食事ガイドライン、両方の推奨基準をクリアしていませんでした。
どちらか一方だけのガイドラインをクリアしていた人たちは47%ほどでした。

メタボの懸念は?

  • 身体活動の推奨基準をクリアしていた人たちは、クリアしなかった人たちと比べて、メタボのリスクは49%低かったようです。
  • 食事の推奨基準をクリアしていた人たちは、クリアしなかった人たちと比べて、メタボのリスクは67%低かったとのこと。
  • 身体活動と食事の両方のガイドライン基準を満たしていた人たちは、両方の基準をクリアしなかった人たちと比べて、メタボのリスクは52%低かったとのこと。

この結果をふまえ、研究者たちは、

食事と身体活動のガイドラインの順守は、後年の心血管代謝疾患のリスク軽減に、大いに役立つことが観察されました。

と述べています。

健康的な食事と定期的な運動の利点

さらに、

ヘルスケアの専門家は、これらの調査結果を活用し、いかに健康的な食事と定期的な運動が、高齢期の健康に利点なるかを、患者に強調すべきです。
そうすることで、現在の生活や、後の人生における多数の慢性的な疾患の発症を回避することができるでしょう。
こうしたライフスタイルを早期に変更するほど、後年に特に心血管関連疾患のリスクを低下させる可能性が高くなるでしょう。

とも述べています。
※参考:『米国心臓学会雑誌』

さいごに

野菜や果物を取り入れた健康的な食生活の貢献度は、未来の健康にも役立つことがわかりましたね。
人生100年時代と言われる昨今。
元気で高齢期を謳歌できればいいですが、寝たきりなど健康寿命が低い状態での長生きはつらいことです。
すこしでも若いうちから、健康的な食生活と、定期的な運動は、習慣化しておきたいですね。