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深夜の食事やおやつが翌日の仕事効率を下げている?アメリカ・研究

コロナ禍でテレワークが推奨され、夜更かしが増えてしまっている人も多いようですね。
通勤時間がない分、ダラダラと夜遅くまで仕事をして、朝遅く起きてしまうパターンに陥っていませんか?
夜更かしすると、深夜にご飯やお菓子を食べてしまう傾向も高まります。
そうすると……、翌日の仕事効率が下がり、負のスパイラルに!?
アメリカの最新・食行動研究の詳細を見てみましょう。

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深夜の食事やおやつが翌日の仕事効率をダウンさせる?

アメリカのノースカロライナ州立大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
夜間の食事やおやつは、「不健康な食事」そのもの!
この研究を進めた研究者たちは、声をそろえて、

「この研究結果は、不健康な食事が仕事の行動やパフォーマンスに第一に影響することを示唆した初めての報告です」

とのこと!

約100名のフルタイム勤務者を観察すると……!?

研究では、アメリカ在住の約100名のフルタイム勤務者の1日の行動を調査!
参加者は、1日3回の質問を10日連続で回答してもらい、毎日の仕事の前に、身体的状況や感情的な幸福度を答えてもらいました。
また、毎日の終わりには、参加者は仕事で何をしたかについての報告も行いました。
夕方、就寝前、と参加者は仕事後の飲食行動についても詳細に報告しました。

参加者の回答を集計した結果、夜間に不健康な食事を摂った場合、翌朝の体調の不調を訴える人が増えることを突き止めました!

夜間に不健康な食事を摂ると……

研究チームは、「不健康な食事」を、ジャンクフード、炭酸加糖飲料、スナックを食べ過ぎた場合を指す、と定義しました。
深夜に不健康な食事を摂った人たちは、翌朝の体調不良の原因に、

  • 頭痛
  • 胃痛
  • 下痢

などをあげています。

感情の変化は?

また、夜間に不健康な食事を摂った場合、体調不良だけではなく、感情の変化も見られました。

  • 言い知れぬ緊張感や不安感
  • 食べてしまったという罪悪感や恥ずかしさ

などです。
また、この感情を引きずったまま仕事を始めるので、1日を通しての仕事の効率も悪く、ミスを連発するなどの報告が目立ちました。

感情が緊張状態になると?

また、感情が緊張状態に陥ると、彼らは「支援行動」が減少し、離脱行動も増加したとのこと。
職場で同僚などの支援に非協力的なふるまいをしてしまったり、自分の責任ではないと「責任逃れ」したり、仕事のやる気が起こらず、離脱行動に出たりと、まさに負のスパイラルに陥ってしまうようです。

感情の安定は健康な食生活から?

研究チームは、感情的に安定している人は、ストレスにうまく対処できる人であり、不健康な食事による悪影響が極めて少ないことも突き止めました。
感情的に安定した人は、不健康な食事を摂る比率も少なく、緊張を感じる可能性も低く、職場の行動も良い方向に変化することが多く、離脱行動もほとんどない、とのこと!
ネガティブ感情や仕事に対するやる気も、深夜の不健康な食事が原因と言えそうですね。
※参考:『応用心理学雑誌』

さいごに

この結果をふまえ、研究者たちは、

この研究発表の大きなポイントは、不健康な食事が職場パフォーマンスにほぼ、即座に、影響を及ぼす可能性がある! ということです。

と述べています。
例え、健康的な食事であっても、深夜の食事はタブーです。
野菜や雑穀、魚介類が豊富な食事を、なべるべく早めの時間帯の夕食で食べ終えるようにすれば、仕事の効率もUPできるかもしれませんね。