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高ストレスは女性の冠状動脈疾患リスクを高める? アメリカ・研究

ストレスが高すぎる女性は、冠状動脈疾患のリスクも高くなるようです。
ストレスと冠状動脈にはどんな関連があるのでしょうか?
アメリカの最新・心臓学研究の詳細を見てみましょう。

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女性のストレスと冠状動脈の関連とは?

アメリカのドレクセイル大学の心臓研究によると、心理社会的ストレスは、女性の冠状動脈疾患リスクを有意に高くすることがわかってきました。
研究では、米国で行われた『女性健康イニシアチブ観察研究』の参加者、約8万人のデータが分析されました。
期間は1991年~2015年です。

 

ストレスの度合いが高くなるほど冠状動脈性心臓病を発症

研究期間中の間に、「冠状動脈性心臓病」を発症した女性は全体の5%を占めていました。
年齢、仕事の時間、社会経済的特徴を調整したうえで、配偶者の脂肪、離婚・別居、身体的/言葉の暴力、といった高ストレス環境下になると、冠状動脈性心臓病の発症率は、さらに上がり12%増加していました。

社会的緊張も心臓病リスクを高める

また、高い社会的緊張も、冠状動脈性心臓病のリスクを9%増加させていることがわかりました。
しかし、仕事の緊張は、冠状動脈性心臓病との関連は見られなかったそうです。

職場によるストレスは環境次第で病気には至らない?

今回の調査結果をふまえ、研究者たちは、

職場によるストレスは、より良い監視方法の必要性があります。
女性は家庭や社会的環境によるストレスを感じやすいので、職場を管理する人たちは、女性の二重の負担を思い出して、考慮に入れて欲しい。

と述べています。
※参考:『米国心臓学会雑誌』

さいごに

女性の方が男性よりも「図太い」とか、「強い」とよく言われていますよね。
しかし、女性の行動や言動とは裏腹に、心身には強くストレスが負荷されていることも、この研究結果でわかりましたね。