今の健康ブームは「腸活」が左右していると言っても過言ではないぐらい一般化していますね。
腸の状態は、そのままダイエットに左右し、免疫力や生活習慣病、そして認知症にまで及びます。
様々な腸活方法が、TVや雑誌で紹介されていますが、どれが正解なのでしょうか?
詳細を見てみましょう。
腸活の新常識は「食物繊維」がカギ?
日本公衆衛生センターなどの研究によると、腸活の新常識はズバリ「食物繊維」とのこと!
以前から腸活には野菜や果物、雑穀などからの食物繊維が良いと言われていましたが、やはりそうだったのか! という安心感がありますね。
腸活では多様性のある腸内細菌叢を!
しかし、やみくもに野菜ばかり食べるような食生活では、腸内細菌叢はキチンと育たないようですね。
研究者によると、腸内細菌叢は「多様性がある」ほうがいいのだそう!
例えば、腸の内側をおおう、細胞層に隙間があると体内で炎症を起こす有害物質が侵入しやすくなります。
それを防ぐには、腸を「いい状態」に保つことが必須!
腸を「いい状態」に保つのが”食物繊維”
私たちが、自分の腸を「いい状態」に保つには、食物繊維をしっかりと摂るのが得策。
これまでの研究でも、食物繊維の摂取が少ない人ほど、ガン発症率やなんらかの病気による死亡率が高いことがわかっています。
食物繊維の中でも、「発酵性の食物繊維」をたくさん取ると効果的なのだとか。
日本の伝統食である「漬け物」「納豆」、韓国の「キムチ」、欧米ではキャベツの酢漬け「ザワークラウト」などです。
発酵性の食物繊維は「短鎖脂肪酸」で腸壁を守る!
こうした発酵性の食物繊維を摂取すると、腸内で「短鎖脂肪酸」という物質が増えます。
すると、短鎖脂肪酸は、腸管内皮細胞の内側を覆って、異物の侵入を防ぐ粘液層を強化してくれるのです!
すなわち、腸壁をしっかりと丈夫なものにしてくれるのですね。
腸の老化は炎症が全身に広がる原因に?
このように腸壁が丈夫になると、免疫力もUPされるので、ウイルスに負けない身体づくりにも役立ちますね。
しかし、食物繊維の摂取が足りず、腸壁に隙間があるままだったら!?
それは、外部からウイルスや毒素を体内に取り込んでしまうので、炎症が全身に広がり、外見の老化だけではなく、様々な病気も引き起こしてしまいます。
また、食べたものもキチンと消化吸収されないので、老廃物がたまり、肥満やメタボの原因にもつながっていくようです。
※参考:『AM J Clin』
さいごに
野菜や果物の食物繊維は、発酵させるか、発酵食品と一緒に摂ると、腸壁が丈夫になるようですね。
免疫力UPのためにも、食生活を改善しておきたいですね。