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若年層で糖尿病になる人は70歳での認知症リスクが高い?フランス・研究

より若い年齢でⅡ型糖尿病と診断された人は、70歳代で認知症になるリスクが極めて高いことがわかってきました。
フランスの最新・研究報告の詳細を見てみましょう。

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若い世代のⅡ型糖尿病は高齢期の認知症リスクを高める?

フランスのパリ大学などの共同研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
研究チームは約1万人の参加者を、平均32年間、追跡調査しました。
対象者の研究参加時の年齢は35~55歳で、約67%が男性でした。
追跡調査期間中に、1700件ほどのⅡ型糖尿病、640件ほどの認知症が記録されました。

その結果、より若い年齢でⅡ型糖尿病を発症した人ほど、70歳の時点で認知症を発症しているケースが多いことがわかったのです。

70歳時点での認知症は1000人中約9名

詳細を見ていくと、70歳の時点で認知症発症率は1000人あたり8.9人とのこと。
これは、Ⅱ型糖尿病ではない人たちの結果です。
一方、Ⅱ型糖尿病をすでに発症した人たちが70歳になった時点では、認知症発症率は5年以内で1000名中10名、10年以内では1000人中18.3名という結果になったのです。

これは、糖尿病をより若年で発症すると、高齢になると確実に認知症発症リスクが高まることを示唆する結果となりました。
※参考:『米国医学会誌(JAMA)』

さいごに

糖尿病はスイーツ好き、アルコール好き、そして過体重や肥満などの太った人が罹りやすい病気です。
お家時間が増える中、ストレスがたまり、コロナ太りになっている人が多いと聞きます。
未来の認知症予防のためにも、くれぐれも過体重や糖質の摂りすぎには注意したいですね。