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健康的な脂肪細胞を維持するには?食生活と体内時計が大切? 米・研究

生活リズムに合わせて、「質の高い食事」を摂ることは、健康的な脂肪を維持するのに、大切なことなのだそう。
「脂肪」と言えば、ダイエットの天敵のように思われがちですが、私たちの身体にはなくてはならないものです。
健康的な脂肪組織とは? アメリカの最新研究を見てみましょう。

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健康的な脂肪を増やすメカニズムとは?

アメリカのテキサス大学の研究により、健康的な脂肪組織を維持するには、生活リズムに合わせて、かつ「質の高い食事」を摂ることで実現できる! という事実が、マウスを使った実験で明らかになりました。
「脂肪細胞前駆細胞」という細胞が成熟すると、体内では脂肪組織が構成されます。
すると、エネルギーを脂肪として蓄積し、脂肪細胞となるのだそうです。

リズミカルな「体内時計」が脂肪細胞前駆体を成熟させる?

研究チームは、「脂肪細胞前駆細胞」が、通常のエネルギー摂取パターンの24時間サイクルを通して、リズミカルに増殖できることを発見しました。
すなわち「体内時計」が正常である必要があるようです。

高脂肪食や摂取パターンが変わるとサイクルが壊れる?

しかし、高脂肪食の食事に変えたり、通常の摂食パターンを変更してしまうと、「脂肪細胞前駆細胞」の増殖パターンが破壊されてしまうそうです。
体内時計のリズムが狂うと、健康的な脂肪細胞を増殖するのも、難しくなるのですね。

高脂肪食など生活リズムを崩すと生活習慣病を誘発!

また、高脂肪食を摂るなど、生活リズムを崩してしまうと、「健康的な脂肪細胞」の増殖が難しくなるだけではなく、以前からあったものが枯渇していくのだとか!?
そうすると、肝臓や筋肉など、他の器官で、過剰な脂肪の蓄積が引き起こされ、その結果、Ⅱ型糖尿病やインスリン抵抗性につながる可能性が出てくるようです。

体内時計は健康的な脂肪細胞にとって必要不可欠!

今回の研究では、マウス実験によって、発見されましたが、これを人間生活に置き変えても、同様の現象が起きる可能性が高いのです。
そこで、研究者たちは、

ヒトや動物が、自然の摂理として持っている24時間の体内時計は、「健康的な脂肪組織」を維持するために、とても重要です。
可能な限り、我々は、自身で保護する必要があるのです。

と述べています。
※参考:『ネイチャー』

さいごに

高脂肪食とは、人間の食行動で言うと、ファストフードやスナック菓子、スイーツといった欧米型の食生活を指します。
和食でも、天ぷらや牛丼、かつ丼といった高脂肪食は要注意ですね。
コロナ禍で、在宅ワークも増えているので、少しでも生活パターンを整え、毎日、なるべく同じ時間帯に3度の食事を終え、高脂肪食に偏らないよう、注意したいですね。