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カラフル野菜&果物で認知機能がUPする? ハーバード・研究

フラボノイドが豊富なカラフルな野菜や果物を、日頃から取り入れていると、認知機能の低下が防げるようです!
ハーバード大学の最新・神経学研究の詳細を見てみましょう。

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カラフル野菜&果物で認知機能UP?

アメリカのハーバード大学の研究によると、苺、オレンジ、コショウ、リンゴといったフラボノイドが豊富な食品を、毎日1/2皿以上、摂取している人は、認知機能の低下リスクが20%も低い事実が判明しました。

約20年、約8万人のデータを解析

研究チームは、アメリカの長期大規模疫学研究の『看護師健康研究』より、約5万人の女性のデータ(1984~2006年)を解析しました。
それに加え、『医療専門職追跡研究』より約3万人の男性データ(1986~2002年)も解析。
合計で約20年分、約8万人のデータ解析より、前項の事実が判明したのです。

野菜や果物に含まれる「フラボノイド」が鍵?

年齢や総カロリー摂取量など、様々な要因を調整して、データを解析した結果、フラボノイドを最も多く摂取していた人は、最も摂取が少ない人と比べて、認知機能低下のリスクが20%も低いことがわかったのです。

さらにフラボノイドの種類別に見ると!?

フラボノイドは、総称なので、各成分の詳細別に解析すると、以下のような結果になりました。
いずれも、フラボノイドが豊富な野菜や果物を摂取していた場合の、認知機能低下リスクの”低さ”を表しています。

  • フラボンでは、リスクが38%低い
  • フラバノンでは、同様に36%低い
  • アントシアニンでは、同様に24%低い

という結果になりました。

野菜や果物の摂取は長期的に脳の健康を守る!

この結果により、研究者たちは、

他のファイトケミカルの働きも考えられますが、フラボノイドの中でも特に、「フラボン」と「アントシアニン」が豊富でカラフルな野菜や果物を摂取していると、長期的な脳の健康を促進することがわかりました。
20年前から、こうした食品を摂り続けていた人は、今現在、認知機能の低下が少なく、快適な高齢期を迎えていることでしょう。
また、ここ数年のうちに、フラボノイドが豊富な食材を口にするようになった人は、認知機能の低下の予防につながるでしょう。

と、コメントしています。
※参考:『神経学』

さいごに

野菜や果物の色素には、フラボノイドが含まれています。
色によって、成分名が違いますが、以前からレインボーカラーの野菜を取り入れると、健康効果が高まる! と言われていたように、こと、「認知機能」においても、プラスになる事実がわかりましたね。