一日一食×読書でダイエット脳を育てるブログ

毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

ビタミンKは心臓の健康に役立つ栄養素だった!?オーストラリア・研究

 緑黄色野菜、特に緑の葉物野菜には、「ビタミンK」が豊富に含まれています。
こうした食品を、毎日摂取している人は、アテローム性動脈硬化など、心血管系疾患のリスクが低くなっている事実が判明!
オーストラリアの最新研究の詳細を見てみましょう。

f:id:miwamomoka:20210831113549j:plain

デンマークの国民5万人の食事データを解析

オーストラリアのエディスコーワン大学の研究で、デンマーク国民、約5万人の食事データが解析され、冒頭のような事実がわかってきました。
食事データは、23年間にわたる追跡調査のデータも含まれています。

ビタミンKには「K1」と「K2」2種類ある

ビタミンKには2種類あります。

  • ビタミンK1:緑の葉物野菜、植物油に多く含まれる
  • ビタミンK2:肉類、卵、チーズ・納豆などの発酵食品

ビタミンK1の摂取が多いと心血管系リスクの予防に?

研究チームが、データを解析した結果、ビタミンK1の摂取量が最も多かった人たちは、アテローム性動脈硬化が起因する心血管系疾患で入院するリスクが、21%も低い事実が判明!
特に、抹消動脈疾患による入院リスクは、34%も低かったそうです。

肉類に含まれるビタミンK2では?

一方の肉類や乳製品に多く含まれるビタミンK2の摂取量が多い人は、ビタミンK1ほどの予防効果は、見込めないようです。
アテローム性動脈硬化に起因する心血管系疾患での入院リスクは14%減、抹消動脈疾患による入院リスクは12%減に留まりました。

食事ガイドラインの基準は「ビタミンK1」になっている

世界各国の政府などが推奨する『食事ガイドライン』では、ビタミンKについては、「ビタミンK1」を基準としています。
研究者たちの調査によると、こうした国のビタミンKの推奨量よりも、多く摂ることで、様々な疾患の予防になっている事実もわかりました。
また、国の推奨量よりも多くのビタミンKを摂っている人ほど、アテローム性動脈硬化など、特に心血管系疾患の予防につながるという、研究報告も、多く上がってくるようになったそうです。
※参考:『米国心臓学会雑誌』

さいごに

確かに、高血圧や息切れしやすい人は、野菜の摂取が少ないかもしれませんね。
「一日一皿のサラダが血液をキレイにする」と言われるように、一日一皿だけでも、野菜料理を増やしてみましょう。
暑い時期は、サラダが美味しいですね。
秋冬は蒸し野菜などを取り入れて、ビタミンK1の摂取量を増やしておきたいですね。