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偏った食生活と運動不足が認知症のリスクを高めている?イギリス・研究

私たちの健康維持は、食生活と運動の両方から成り立っていますね。
こと、認知機能についても然り。
特に高齢者の認知機能低下や、認知症リスクに関しても、食事と運動の両方が重要なようです。
イギリスの最新研究の詳細を見てみましょう。

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食事と運動の両立が認知機能の低下を防ぐ!

イギリスのキングスカレッジロンドンの研究報告により、冒頭のような事実がわかってきました。
栄養バランスの良い食事と運動の両方が、脳の海馬領域の神経新生に影響し、後年、訪れる、認知機能の低下や、認知症リスクの低下につながるそうです。
今回の研究では、認知機能の低下や、認知症の有無に関わらず、参加者の血液が、運動や食事で、どのように海馬領域の神経の新生に影響するのかが、調査されました。

65歳以上を対象に12年間の追跡調査を実施

実際の研究では、65歳以上のフランス人成人約420名の血液サンプルを対象に、12年間の追跡調査を行いました。
そして、12年後に、認知機能低下および認知症の傾向があったかどうかを、ヒト海馬幹細胞で検査したのです。
さらに、各参加者の社会人口統計、生活習慣、臨床データに関する情報も収集され、認知機能の低下や認知症の有無については、2~3年ごとに予備検査も行われていました。

12年後の診断時の結果は?

調査終了後の12年後の結果を調べると、診断の12年前に、認知機能低下とアルツハイマー病の両方が、『神経幹細胞死』のレベルに関与していることが、立証されました。
そして、運動と栄養の両立ができていない細胞は、死滅する速度が速い、という事実も確認できたのです。

運動と栄養についての詳細

運動と栄養について、もう少し詳しく、見ていきましょう。
栄養面では、具体的な栄養成分としては、「ビタミンD」「カロテノイド」「脂質」のそれぞれのレベルと、細胞の死滅する速度に関連していました。
運動に関しては、運動量の減少と栄養不良の上昇が重なると、将来の認知機能低下につながる「細胞死」の割合を上昇させてしまう事実も発見されました。

認知症予防は、若い頃からの食生活と運動習慣が大事!

この結果をふまえ、研究者たちは、

食事と運動が、海馬の神経新生を、どのように調節するのか、まだ細かい事実はわかっていません。
しかし、栄養不良と運動不足は、確実に認知機能を低下させる事実は証明されたので、少しでも若い時期から、栄養バランスの良い食生活と、運動習慣の両方を、日々の日課として取り入れるのが望ましいでしょう。

と述べています。

※参考:『アルツハイマーと認知症』

さいごに

長引く巣ごもり生活で、運動不足は深刻になっていますね。
ずっと家にいると、動くのが億劫になってきますたが、近所の散歩や、家の中でできる体操や筋トレなど、少しでも身体を動かく習慣を身につけましょう。
また、すぐに食べられる、インスタント食品やコンビニ弁当の利用が多い方は、サラダやお惣菜をプラスするなど、野菜を意識して取り入れてみましょう。