ベリーやリンゴ、ナシ、ワインなどに含まれるフラボノイドは、部分的に腸内細菌に良い影響を与え、血圧の改善に貢献してくれるそうです!
カナダの最新研究の詳細を見てみましょう。
フラボノイドと腸内環境の関係
カナダのクイーンズ大学ベルファスト校の研究により、冒頭のような事実がわかってきました。
フラボノイドは、果物のほかに、野菜やお茶、チョコレート、ワインなど、植物性食品に、自然に含まれている化合物です。
以前から、フラボノイドには、様々な健康効果があるという研究発表が上がっていました。
今回の研究では、フラボノイドの健康利益として、腸内細菌に関与している事実が発見!
900名のデータを解析した結果とは?
研究チームは、ドイツのバイオバンクに協力してもらい、25~82歳の成人、約900名のデータを解析しました。
その結果、ベリー類、赤ワイン、リンゴ、ナシなどに含まれるフラボノイドが豊富な食品の摂取量が多い人たちは、最低限のフラボノイドしか摂っていない人たちと比べて、収縮期血圧レベルが低く、その上、腸内細菌叢の多様性が高いことも、明らかになりました。
フラボノイドと収縮期血圧の関係は、腸内細菌叢がキー?
フラボノイドの摂取が多い人たちに、収縮期血圧の低下など、改善が見られたのは、腸内細菌叢が関与している事実もわかってきました。
フラボノイドの摂取により、腸内細菌叢が多様化されたので、心血管保護と同じような利益が得られるとのこと。
そのため、血圧も改善されるようですね。
※参考;『高血圧』
さいごに
リンゴや梨は、秋の代表的な果物なので、充分に満喫したいですね。
ベリー類は、糖度も低めなので、糖質が気になる人にオススメです。