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毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

週に数回、断食日を設けると健康度に寄与? アメリカ・研究

最近、アメリカでは次々と断食療法の研究報告が上がってきていますね。
今日ご紹介するのは《間欠断食》と呼ばれるもの。
早速、詳細を見ていきましょう!

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《間欠断食》は体重減少と代謝経路の改善に有効?

《間欠断食》は、通常のカロリー制限と同様に、体重減少や、体内の代謝の健康を改善する可能性があるようです。
アメリカのイリノイ大学シカゴ校の研究により、その実態が、臨床的に観察できたとのこと!

3つの《間欠断食》とは?

研究チームは、25件以上の、既存の断食かんする研究報告データを解析し、3種類の有効性のある《間欠断食》を突き止めました。

  • 隔日断食
    1回の食事制限カロリーを500kcalとし、一日おきに、食事しても良い日と、断食デーを繰り返すもの。食事をしても良い日は、500kcal内であれば、ご馳走を食べてもOKのようです。
  • 5:2ダイエット
    週に5日間は通常通りご馳走も含め、食事をしても良い日とし、2日連続で断食デーを設ける方法。
  • 時間制限ダイエット
    1日の食事時間を、4~10時間以内としまし。この間の食事の制限はなし。高カロリーでも高脂質でもOKなようです。ただし、毎日、空腹時間を、14~20時間連続で設けることが必須となります。

どの《間欠断食》も初期体重の1~8%の体重減少!

上記3つの間欠断食は、どれも、初期体重から1~8%の軽度~中程度の体重減少がもたらされた事実が、確認できたそうです。
もちろん、個人差はありますが、一般的な《3日間断食》よりも、ガマン度が少なく、続けやすいプログラムですね。

《間欠断食》は血圧やインスリン抵抗性を低下!

また、間欠断食を行った人たちは、いずれの場合でも、血圧とインスリン抵抗性を低下させる事実も判明!
健康に利益をもたらす可能性も大! と言えるでしょう。
また、個人差はありますが、コレステロールやトリグリセリドの数値低下も観察できたようです。

《間欠断食》を取り入れると食欲調整もできる!?

3種類の間欠断食は、空腹時間の確保さえ守れば、食事内容の制限がないものもあります。
最初のうちは、「もうすぐ断食するから」と食べ込んでいた人も、間欠断食を続けるうちに、自然と、食欲が抑えられ、暴飲暴食グセが治るようです。
また、しっかりと空腹時間を確保しているので、高カロリー・高脂質なものを食べていても、腸内細菌叢が、前向きに変化している事実も確認できたそうです。
14時間以上の『空腹時間』を定期的に取り入れることで、健康上の利点も実証されるとは、すごいですよね。
この結果は、『伝統的なカロリー制限食』の結果と、同程度の結果となるようです!

自分の身体をうまくだましてダイエットしよう!

この結果をふまえ、研究者たちは、

私たちが減量する際、自分の身体を上手くだまして、食べる量を減らすのがコツです。
暴飲暴食グセが治らない人は、間欠断食で、思いっきり食べる日や時間を設け、その後、しっかりと空腹時間を確保すれば、トータルの食事量は減らせるのです。

と述べています。

※参考:『栄養学年報』

さいごに

断食(ファスティング)デーを設けると、体重減少だけではなく、原因不明の頭痛や、身体のダルさも抜けていくので、筆者も、週に一度は、ファスティング・デーを持つようにしています。
外食などのご馳走は、ランチで頂き、その日の夕食は抜く! という時間ダイエットも、翌日の胸やけ予防になりますね。
現在の飽食の時代では、昔はみられなかった、病気が増えています。
何を食べるか? も大切ですが、「食べない時間」を作ることも大切だと思えますね。