おはようございます。
昨日、読み終えた本は『銃・病原菌・鉄』でした。
難しい本なので、Kindle版で購入して1年ぐらい経過していたのですが、audibleで発見して、ここ2週間の隙間時間に聴いていました。
著者のジャレド・ダイアモンド氏は、アメリカでは人気の生物地理学者・ノンフィクション作家です。
著書は、累計150万部のベストセラー!
といういことで、書店で見かけて、ちゃんと理解すると教養が深まりそう! と思って、Kindle版で購入していたのです。
世界史の教科書に載っているエピソードを、さらに掘り下げて、さまざまな事柄を地球が始まってからの時代にさかのぼって解説されています。
audibleでプロのナレーターさんが朗読してくださると、壮大な歴史ロマン映画を見ているように状況が頭に浮かぶので、理解が深まりました。
私は野菜ソムリエ上級プロの資格を持っているのですが、資格試験の際、各野菜の原産国や歴史も学びました。
その時、この本と出会っていたら、理解が深まり、試験勉強も楽だったのでは? と思いました。
本のタイトルでは銃・病原菌・鉄となっていますが、ヒトが生きていくために、なぜ農耕をするようになり、野菜や果物を食べることになったのか?
昔の人たちは、野菜や果物と毒草などを、どうやって見分けたか?
銃が発明されたのは、そもそも獣を肉として食べるためだった。
病原菌は、獣の肉をヒトが食べるようになったから動物からヒトへと感染し、様々な病気やウイルスが発生した。
鉄は、農耕を発展されるために道具が必要なので、考え出された……
などなど、『銃・病原菌・鉄』の発展は、地球上の動物で唯一《知恵》を授かった動物である《人間》が生きるために、食べていくために考え出した起源が書かれてありました。
ただの憶測ではなく、発掘調査や科学的根拠をもとに描かれているので、説得力があります!
Kindle版では、ササっと流し読みをしたり、AIの読み上げ機能を使ったりして、理解が難しかったのですが、audibleで復習すると、理解が深まりました。
『銃・病原菌・鉄』この書籍で、改めて物事の《起源》を考えると、今のテクノロジー社会に行きついた歴史もわかるような気がしました。
解釈は様々ですが、本作で著者のジャレド・ダイアモンド氏は1998年 ピューリッツァー賞を受賞しています。
出版から20年以上を経た今でも、ベストセラーを記録し続けている良書なので、ぜひご一読くださいね。
視野が広がるとともに、ものの見方が変わってくること請け合いです!