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高N/Cレートとは?カロリーよりも栄養素を重視するダイエット

こんにちは。
本日は、『高N/Cレート』について述べていきます。

私の個人的な体験談になりますが、食品の栄養価を優先した『高N/Cレート』と『低フォドマップ食』この2つの掛け合わせで就寝前のお腹の膨満感(過敏性腸症候群の特徴)と片頭痛が、嘘のように短期間で改善はじめました。
腸は《第二の脳》と言われているように、腸内環境を改善したら頭痛も治ってきた訳です。
私の場合、『低フォドマップ食』の食材を吟味することで、腸内環境が改善されたので、今後、レシピなどもご紹介していきます。
低フォドマップ食の中でも、私が特に重視しているのは、食品の栄養価『N/Cレート』です。
欧米のスーパーでは、食品の栄養価を示す『N/Cレート』が、一般化しているようですね。
そのため、日本でもジワジワと人気が高まってきている『高N/Cレートダイエット』から解説していきましょう。

『N/Cレート』って何?

『N/Cレート』って何? と思われる方も多いことでしょう。
「N」は栄養の英名Nutrition、「C」はカロリーの英名Calorieの頭文字です。
NとCの間に「/」が入っているのは、数字の分数と同じで、食品のカロリー内にどれぐらいの栄養成分が入っているかを指します。
「レート」は、金融と同じく、数値を表すものなので、ある食品のカロリーに対して、どれぐらい栄養価が高いかを評価するものです。

アメリカではもう常識!『N/Cレート』表示

アメリカのスーパーでは野菜や果物、肉類、魚介類などの生鮮食品売り場に行くと、既に当たり前のように『N/Cレート』が表示されています!

アメリカで当たり前になったことは、日本で5~10年後に当たり前になる傾向があるので、近い将来、日本のスーパーや健康メディアでも『N/Cレート』の言葉をよく耳にする時代がやってくるかもしれませんね。
このブログが先取り知識となれば幸いです。

糖質オフドーナツとバナナ、どちらが健康的?

例えば、200kcalの糖質オフ・ドーナツがあったとしましょう。
パッケージのキャッチコピーには糖質50%オフ! 食物繊維倍量! などと書いてあるので、多くの人は「健康おやつ」と認識するでしょう。
しかし、ビタミンやミネラルなどの栄養価はほぼ含まれていません。
酸化防止剤として人工的に加工したビタミンCやEが添加されている程度です。
糖質は砂糖を抑えて、人工甘味料を使用し、小麦粉を少なくして、トウモロコシのヒゲ部分などから採取できる「難消化性デキストリン」の含有量を高くして、食物繊維量を上げているのです。
食物繊維は腸内環境の改善に役立ちますが、ビタミンやミネラルのない食物繊維は抜け殻と同じなので、超健康食品とは言い難いでしょう。

同じく200kcalなら、バナナ2本に該当します。
バナナは糖質が高いので、糖質オフドーナツのほうが健康に良さそう? と思いがちですよね。
確かに、「糖質」だけで見るとバナナのほうが高いかもしれません。
しかし、バナナは自然由来の食品の糖質です。バナナの中には、他にビタミンやミネラルも補えるので、糖質オフドーナツと中身が全然違います。
食物繊維も、他の食品から取り出したものを混ぜるのではなく、正真正銘のバナナ本来の食物繊維となります。
バナナは他に、トリプトファンやGABAなど、心を穏やかにする栄養成分も含まれているので、ストレス社会を生きる私たちのおやつとしては、うってつけです。
すなわちバナナは、『高N/Cレートダイエット』に適した食べ物なのです。

天然由来の食品を食べよう!

『高N/Cレートダイエット』とは、なるべく天然の食品を取り入れ、パンや白米を含む加工食品を極力避ける食事法です。
ダイエットは、「痩せる」という意味で理解されがちですが、本来は食事法を指します。

白米は、炊き立てではなく冷ましてからいただくと《レジスタントスターチ》という、食物繊維と同様の働きをする成分が発生するので、冷ましていただきましょう。
なるべく玄米にシフトするか、白米に雑穀を入れるなどして、ごはんも『高N/Cレート食品』になるよういただきましょう。

またパンは、全粒粉小麦粉や古代小麦粉とも呼ばれる《スペルト小麦粉》を利用するといいでしょう。
一般のベーカリーでの購入は難しいので、AI調理鍋などをそろえて自炊すると実現しやすいです。

要は、野菜、果物、肉類、魚介類を加工食品からではなく、生鮮食品として買ってきて、5色以上の食材を選び、調理する食べ方が『高N/Cレート』食となります。
5色の食材が揃えば、難しい栄養素を覚えなくても、ほぼヒトが必要とする1日のビタミンやミネラルは網羅できると考えられています。
もしできるなら7色揃えるのが理想的です。

今回は、『高N/Cレート』について述べましたが、次回は『低フォドマップ食』と過敏性腸症候群について触れていきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。