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人間の脳の仕組みが今のテクノロジーに反映?ジェフ・ホーキンス『脳は世界をどう見ているのか』

おはようございます。
本日の読書レビューはジェフ・ホーキンスの『脳は世界をどう見ているのか』です。
研究者の方が書いているので、専門性が高いのですが、翻訳の文章が読みやすいので、読破できました。

人間もサルやチンパンジーと同じく猿人(アウストラロピテクス)ですよね。
しかし、人間は他の猿人類と違って《知能》が発達しました。

  • 猿人(アウストラロピテクス)
  • 原人(ホモ・エレクトス)
  • 旧人(ホモ・ネアンデルターレンシスなど)
  • 新人(ホモ・サピエンス)

ここまでは、昔、学校で習ったことのおさらいですね。
『脳は世界をどう見ているのか』には、人間の脳が、どのように他の猿人類と違い、どうして、旧石器時代から、こんにちのIT社会に変容したかが描かれています。

人間の脳の構造も、他の猿人類と概ね一緒です。
ですが、決定的な違いは、大脳皮脂の《新皮質》が発達したからだ、と考えられているようです。

人間が何かを知ろうとして、すべての知識を蓄積するのに、新皮質の中の座標系を使っているようです。
これまでは、脳の《海馬》という領域に記憶が司ると考えられていましたが、また別の領域であったのですね。

人間の会話の特徴として、「空間感覚を利用する」事実が挙げられています。

それは、私たちの会話は、主に、過去・現在・未来の話が軸になっているそう!
確かに、

「昨日は誰といたの?」
「今日(昨日)は、何を食べたの?」「今度、何を食べよう?」
「今日はどんな服を着よう?」
「映画に行ったんでしょう?どうだった?」
などなど、思い返せば、だいたいの会話に時間軸が入っていますね。

また、人間は無意識に距離感を測りながら、人と接しており、これも大脳の新皮質の座標系が緻密に計算している結果なんだそうです。

自分自身で賢いと思っていなくても、自然の摂理で、私たちは、高速のコンピューターよりも優れた座標軸を持っていたのですね。

猿人類だけではなく、自然界の動物でこのような処理能力を持つのは人間だけで、その学習機能が発達して、旧石器時代からIT社会へと変容できたわけです。

旧石器時代は狩猟が主なので、それにふさわしい石器を改良しました。
農耕社会になると、家畜を使うことから始まり、世代が変わるごとに、人間の脳は進化して便利な農耕器具を発明したり、現在のトラクターなどに発展していったわけです。

シュメール人が文字を発明したと考えられていますが(諸説あり)、当時は粘土板に文字を書いていました。
やがて、中国で現在の紙のようなものが発明されるとヨーロッパにも伝わり、紙に文字を書くようになり、さらに世代が変わって、人の脳が進化していくと印刷技術や、製本技術が発達します。

そこから、欧米ではタイプライターが発明され、現在のローマ字入力の基礎ができます。
タイプライターは、紙に直接文字を打ちますが、その文章を保存をできるよう、やがてワープロ→パソコンが発達します。

100数年前から、今のコンピューターの原型になるものの研究が進み、電話やFAX、インターネット、無線LAN、Wifiと進化を遂げます。

こうした誰もが知る文明の歴史を、ヒトの脳がどうやって進化させていったのかが、面白く解説されている良書です!

人間独自の空間感覚は、一人ではなく、集団化することで結束するようです。
確かに、一人で仕事はできませんし、こうしてブログを書いているのも、「はてなブログ」というテクノロジーを開発してくださった方々の恩恵ですよね。

今のテクノロジー社会の機軸を読み解くには、私達人間の脳が、各時代に「世界をどうみているのか」を理解すると、今の社会の成り立ちがわかるようです。

一読したでは難しいですが、キンドルの読み上げ機能を使って、2度ほど読むと、知能の謎が解けるかもしれません!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。