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成功する製品には物語がある!?『ナラティブカンパニー』読者レビュー

おはようございます。
本日の読書レビューは本田 哲也さんの『ナラティブカンパニー』~企業を変革する「物語」の力~です。
ナラティブとは、人々に語り継がれる、という意味です。
その語り継がれる物語が、経済に大きな影響を及ぼすということで、アメリカの経済学者ロバート・J・シラー氏が『ナラティブ経済学』と名付け、著書は世界的なベストセラーになりました。

ある企業がどん底から這い上がる時、または風評被害にあった商品が復活する時、そこに、秘話が隠れていたら、人々の心を動かせますよね。

本田哲也氏の『ナラティブカンパニー』は、前述のナラティブ経済学の観点から成功した日本の事例が多く紹介されています。

例えばコロナ禍で閉鎖を余儀なくされたテーマパークが、ファンのために行った、YouTube配信。

10数年前、「冷凍餃子事件」で人々の反感を買った冷凍食品業界。
その後の信頼を戻す企業努力や「冷凍食品=手抜き」のイメージから脱却するため、「冷凍食品は手抜きではなく、『手間抜き』料理なのです!」とイメージを一新させ、売り上げを拡大させた秘話など。

本書では、大手企業の事例が多いですが、個人に当てはめて考え直すと、多くのヒントが隠れていました。

個人で発信しているブログやSNSの投稿にも、『ナラティブ』があると、ファンが増えますよね?

日々の生活を書き綴っているブログであっても、書き手の『ナラティブ』があると、引き込まれるものです。

大手企業は、莫大な費用と時間と人員をかけて、調査、統計、キャッチコピーなどを考え、独自の『ナラティブ』を発信しています。
それを、「大手企業だからでしょう?」と読み流すのと、個人レベルに置き換えて参考にするのとでは、大きな違いが生まれると思いました。

本書では、失敗事例も掲載されています。
これも反面教師として役立つでしょう。

こうしてみると、自身のブログやプロフィールの書き方など、色々と目についてくるものですね。

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商品の売り方や、ブログの改善などに悩んでいる方はぜひ!