おはようございます。
日帰りで兵庫県たつの市の龍野町までショート・トリップに行ってきました。
JR姫路駅からローカル線で20分ほどの地にある龍野町は、明治時代に、タイムスリップしたような街並みが続きます。
その前に、駅前のカフェで一休み。
《龍野コーヒー》と《醤油ソフトクリーム》という2つの龍野名物をいただきました。
暑い日の休憩でいただくアイスは格別ですね。
龍野は淡口(うすくち)醬油発祥の地として有名ですが、明治時代に、日本初の女性の小児科医が誕生したことでも有名な地です。
女医さんとしては、兵庫県第一号にもなります。
その名は横山醇(よこやま じゅん)先生。
何度か末裔の方に会いにいっており、今回は3度目の訪問でした。
龍野の中心地に移動してくると、《ヒガシマル醤油》の本社工場や、明治時代からある洋館の醬油博物館や研究所、日本家屋の家々などが軒を連ねます。
上の写真は、横山醇先生の生家です。
壼屋という醤油蔵でした。醤油蔵はもう残っていませんが、生家は立派ですね。
上の写真は、古い家屋を改装したマレーシア料理店《 J kitchen 》さんの店内。
オーナーの方が、龍野の街に魅了されて移住し、数年前にオープンした町家カフェ風のお店です。
2度目の訪問ですが、今回は、横山醇先生の旧診療所跡にお邪魔する予定でしたので、お持ち帰り弁当をお願いしました。
マレーシア料理なので辛いのですが、醤油や麹など、地元の発酵食品や近隣の新鮮野菜が使われています。
写真右上、塩麹の蒸し鶏は絶品でした。
こちらの写真は、龍野藩最後のお殿様、脇坂家のお屋敷跡の庭園です。
古い大木も、江戸時代からのものだと思うと、感慨深いですね。
邸宅内の床の間。
なんと、柱にはツツジの木が使われているそう!
ツツジは、春になるとマンションやゴルフ場の植え込みに咲くピンクや白の花のイメージが強いですが、柱になるほど、大木になるのですね。
ガイドさんのお話を聞きながら、新しい発見に心が躍りました。
こちらも庭園の様子です。
ティータイムは、横山醇先生の資料を保管されている方のご案内で、《壱枚乃絵》さんという洋館のコーヒーショップを訪れました。
http://www.fiac.co.jp/ichimai/
龍野コーヒーと謳っているコーヒーショップや町家カフェがいくつかあるのですが、《壱枚乃絵》さんは、中心地から離れた山間にあるのに、超人気店!
平日のお昼間なのに、車で訪れた人たちで賑わっていました。
姫路~龍野は、「アーモンド・トースト」が名物で、地元のスーパーに行くと、数種類の「アーモンドバター」が購入できるそう。
こちらのお店では、アーモンドペーストのトーストでした。
写真奥は、アーモンドクッキー!
アーモンドプードルでできたホロホロのクッキーでした。
前述の朝のコーヒーも美味でしたが、〆の龍野コーヒーもまろやかで印象に残るブレンドでした。
貴重な歴史資料も見せていただき、歴史探求とグルメの両方が堪能できた、充実したショート・トリップとなりました。
ありがとうございました!