おはようございます。
本日のホットクック・レシピは、《カボチャのリゾット》です。
リゾットを作った後、内鍋にセルクルをセットし、手動メニューで目玉焼きを作って乗せてみました。
黄身が寄ってしまいましたが……。
カボチャとココナッツの組み合わせが好きなので、よくスープを作って、冷凍させています。
そのスープと、同じく冷凍保存している発芽玄米ごはんを、ホットクックのリゾットモードで加熱しただけ!
冷凍室の作り置き食材で、美味しい、おうちランチとなりました。
《カボチャのリゾット》と《目玉焼き》
【材料】
- カボチャのココナッツスープ300g分
- 発芽玄米ごはん 100g分
- 卵 1個
【カボチャリゾットの作り方】ホットクック用
- カボチャのスープを電子レンジなどで解凍し、ホットクックの内鍋に入れる。
- 冷凍ごはんも、電子レンジで解凍し、ホットクックの内鍋に入れる。
- ホットクックの自動メニューから《トマトリゾット》モードを選び、スタートキーを押す。
- 待つこと約30分ほどで完成です!
※スープやごはんの解凍は、ホットクックで加熱するので、短時間でOKです。
【目玉焼きの作り方】
- カボチャリゾットを取り出した後、内鍋にオイルをたらし、キッチンペーパーで軽く拭く。※リゾットの残り味をいかすので、キレイに拭かなくてOK!
- セルクルがあるようなら、内鍋の中央にセットし、卵を割り入れる。
- ホットクックの手動メニューから《好みの加熱》⇒《まぜない》⇒《中火》⇒《5分》を選択して、スタートキーを押す。
- 待つこと約5分で、黄身が固まりかけの半熟卵が完成!
※レアな半熟がよい場合は、時間を短く、固めの黄身がお好みの場合は時間を長く設定してください。 - カボチャリゾットの上に乗せて、お召し上がりください。
▼カボチャのココナッツスープの作り方はこちら!▼
▼発芽玄米ごはんの炊き方はこちら!▼
江戸川乱歩『人間椅子』読書レビュー
乱歩先生の短編小説でも印象に残る作品が、『人間椅子』です。
大正後期、作家としても活躍する、ある美しい侯爵夫人のもとに、奇妙な手紙が届きます。
それは、告白状のようなもので、ある一流ホテルのエントランスに収められた、一人掛けの背もたれ椅子の職人からでした。
椅子職人は、自称「醜い男」であったそうですが、腕は確かで、いくつもの高級肘掛け椅子を手掛けていました。
ある日、都内の一流ホテルに収める椅子を数脚完成させましたが、完成度が高く、出荷してしまうのが惜しくなり、その椅子の内部に隠れて、一緒にホテルへ向かいました。
高級ホテルなので、顧客は金持ちや外国からの来賓ばかり。
夜中に椅子から抜け出しては、盗みを繰り返し、椅子の中での生活を楽しんでいました。
ある日、理想の肢体を持つ女性が、男が隠れる椅子に座り、元椅子職人は、その女性に恋をします。
それが、冒頭の侯爵夫人だったのです。
しかし、そのホテルは不景気で調度品を競売にかけました。
エントランスの椅子も競売案件に入っていました。
男の椅子は、某伯爵家が競り落とすことになり……。
さて、侯爵夫人のお気に入りの、椅子の内部はどうなっているのでしょうか?
手紙の椅子に、似ているのではないか?
手紙を読み終わると、女中が別の手紙を持ってきます。
夫人が恐る恐る、手紙を読むと……!
さすが、乱歩先生、短編でもオチが上手いですね!
ネタバレになるので、結末は、本作をお読みくださいね。
オーディブルの『江戸川乱歩全集 第一巻』に収録されています。
江戸川乱歩『悪魔の紋章』読書レビュー
時は、大正後期ころ(?)昭和初期かもしれません。
裕福な実業家、川村氏のところに、恐ろしい指紋のような判が押された怪文書が届きます。
その後、川村氏の長女が殺害されます。遺体のそばには、例の指紋の判!
川村氏は、探偵としても名高い法医学者の宗像博士に、探偵を依頼しますが、宗像博士の書生も何者かに殺害されてしまいました。
警察も動き、明智小五郎に依頼を頼みますが、海外に行って留守。
そのため、明智の次に著名な宗像博士が、活躍します。
宗像博士の徒労にも関わらず、川村氏の次女までが殺害!
またもや、例の指紋の判が!
川村氏の妻は、すでに病死していたので、次は川村氏の命が危ないのです!
遺体のそばの「指紋の判」は、『悪魔の紋章』として人々を震撼させました。
やがて、宗像博士は、川村氏に、山梨県へ逃げるよう助言。
宗像博士が自ら、川村氏の護衛として同行します。
宗像博士は、尾行を巻くように、わざと反対方面の電車にのり、遠回りして山梨県入りします。
しかし、宗像博士が留守中、川村氏は失踪してしまいました。
山梨県の、とある林の中の一軒家には、留守番の老夫婦がいましたが、川村氏が外出したところを見ていません。
不審者が入った形跡も、ありません。
宗像博士は、川村氏を見失い、失意の中、東京へ戻りますが、もう一人の書生も亡くなりました。
警察と宗像博士は、雲隠しのナゾに挑みますが、そこへ、明智小五郎が帰国して、宗像博士の前に現れます。
宗像博士は、明智にライバル心を燃やしつつ、頼ろうとしますが……?
明智の推理はいかに?
私個人の感想ですが、乱歩先生の作品の中では、謎解きが簡単だと感じてしまいました。
しかし、テンポが速く、次々と事件が起こるので、退屈はしません!
最後のほうに、明智小五郎が登場するので、「やっぱりコイツか!」が、私でもわかってしまったので、もう少し難解にしてほしかったなぁと思いました。
とはいえ、奇想天外な発想力はさすがですね。
この作品も、オーディブルの『江戸川乱歩全集 第一巻』に収録されています。
現実からかけ離れた、摩訶不思議な世界観を、ありがとうございました!