一日一食×読書でダイエット脳を育てるブログ

毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

『193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実』読書レビュー

おはようございます。
本日の読書レビューは、久しぶりに実用書です。
最近は、ついつい平時の外食ランチが増えています。
そのため、余計な出費と体重が増えてきたので、時々、マネー系の書籍を読んで、心を入れ替えなければいけませんね……

本書の著者は、イギリス在住のクラウディア・ハモンドというイギリスの心理学者。
キャスターとしても活躍しており、イギリスではハモンドさんの心理学をテーマにした人気ラジオ番組もあるそうです。

193の心理研究から、人間がお金を使ってしまうパターンを分析しているので、実例がおもしろいのです!

例えば、イギリスのある富裕層地区に、違法駐車を繰り返す実業家がいました。
普通なら、違法駐車をしようものなら、警察に見つからないか? ドキドキものですよね。
しかし、この実業家は、なんと、警察に見つかって請求書が来てもOKなんだとか……。
その心理は?
富裕層地区は、区画が広いので駐車場から遠いうえ、駐車料金も数時間とめるだけで高額なんだそうです。
そうすると、駐車違反で警察から請求書が来たほうが、長時間駐車できて、駐車料金も安くつくのだとか。
考え方の違いで、その実業家にとっては、警察からの違法駐車の請求書は、駐車代金の請求書の一つでしかないそうです!

他には、ある都市で働くワーキングマザーたちが払う、保育料のお話。
残業が多いと、保育料の延長で出費がかさみます。
それがわかった上で、女性たちも心置きなく仕事の残業ができるわけです。
しかし、保育園では、保育士たちの「働きすぎ」問題が浮上!
そこで、保育園では、保護者たちに「延長料金」という告知ではなく、契約時間を延長する場合は「罰金が課せられます」と提示したところ、保護者たちの残業率が減り、定時通りに、お迎えにくるようになったそうです!

日常に役立つ実例も、盛りだくさん!

ダイエットや節約を心がけているのに、平日の外食ランチへ行くのはムダ遣いですね。
しかし、カフェで仕事や勉強するのは、ムダ遣いなのでしょうか?
家でダラダラとしてしまって、何もしないのなら、思い切って、カフェでコーヒー代を払って、仕事や勉強を前に進めるのは、賢い投資といえるようです。

また、無職になった方が、パソコンを買い替えたいと思ったとしましょう。
なけなしの貯金をはたいて、パソコンを買うと、その後の生活が大変です。
分相応に、諦めたほうがいいのでしょうか?
この場合は、思い切ってパソコンを買い、ネット環境を整え、最新の就職情報を得たり、パソコンスキルを身に着けたほうが、早く次の就職先を見つけることができるかもしれません。この場合、将来の投資となり、活きたお金の使い方になりますよね。

これも心理作戦ですね。

他にも、日ごろの生活で、何がムダで、何が有意義なお金の使い道か?
を考えさせられる一冊でした。

キャスターとしても活躍されている心理学者の著書なので、実例も、何かの朗読ドラマのようでした。

日常のちょっとした「ムダ使い」がやめられない方に、ピッタリです。
オーディブルの読み放題プランでも聴けるので、おススメです。