栄養ミステリー

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平野啓一郎『マチネの終わりに』読書レビューとセブンカフェのグリーンスムージー

おはようございます。
先月は、甘酒で3日ファスティングを行いましたが、今月はスムージーでファスティングをしようと思います。
自身でも、スムージーメーカーを持っているのですが、材料を買いそろえたり、野菜や果物の組み合わせを考えたりするのが面倒ですよね。
そこで、セブンカフェにスムージーがあるのを発見したので、それを利用することにしました。

セブンのスムージーは、5種類ぐらいあるのですが、家の近所のセブンでは、4種類の取り扱いがありました。
まずは、基本のグリーンスムージーから!
果物はパイナップルがメインなので、さわやかな酸味が嬉しいですね。
グリーン野菜は、私の大好きなケールが使用されていました。
他に、バナナやキウイも入っています。
冷凍食品売り場で、《グリーンスムージー》用のカップを買います。
カップの中に、凍った野菜や果物がゴロゴロと入っています。
会計が終わると、コーヒーメーカーなどの横に、スムージーメーカーが設置されており、容器のバーコードをかざして、カップをセットすると、1分ほどでスムージーを作ってくれる仕組みです。
税込みで1杯300円ほどです。
デパートの野菜ジューススタンドよりも安い上、自分で材料を揃える手間もないので、ラクチンですね。

また利用しようと思います。

平野啓一郎『マチネの終わりに』読書レビュー

本日の読書レビューは、平野啓一郎著『マチネの終わりに』です。
2015年に毎日新聞に連載されたあと、刊行されたベストセラーで、映画化もされましたね。
映画は、個人的に配役のイメージが、小説と違いすぎたので、観ていません(笑)

オーディブルの読み放題プランで見つけたので、早速、耳読しました。

さすが芥川賞作家! 状況描写が耳読でもリアルに伝わってきて、わかりやすいですね。
クラシック・ギタリストの蒔野と、パリ在住の通信社記者、洋子との大人の恋愛小説です。
恋愛小説は、ほとんど読まないのですが、運命のいたずらや、登場人物一人ひとりの葛藤や事情の描写が、とても美しい小説だと思いました。
舞台も、東京、パリ、ニューヨーク、バグダッドと国際的です。

蒔野の洋子は、たった3回しか逢ったことがないのに、3度目で結婚の約束を交わします。
出会いは、東京出張の際に、洋子が、蒔野のコンサートに訪れ、蒔野は、舞台上から、観客席にいた洋子に惹かれたことから始まります。

その時、38歳の蒔野は、有名人にありがちな、軽い恋愛は楽しんでいましたが、特定のひとはいませんでした。

コンサートのあと、関係者だけの懇親会で、蒔野と洋子は言葉を交わします。
数時間だけの会話でしたが、洋子は、蒔野が高校生の時に優勝したパリのコンクールのことを覚えていました。
読む本のジャンルが似ており、クラシック音楽の趣味もあい、話はつきることがありません。
惹かれあいながらも、洋子にはアメリカの経済学者であるフィアンセがいました。

連絡をとりあいながら、洋子は、取材中のバクダッドの紛争に巻き込まれ、瀕死の想いでパリへ戻りますが、3ヶ月ほど、二人の連絡は途切れました。

洋子は、そのショックで、精神的に不安定になり、蒔野に病気のことを告げられませんでした。

3度目のパリでの再会で、蒔野は、婚約を取り消して、自分と結婚してほしいと洋子にプロポーズします。

洋子は蒔野の帰国前に承諾して、東京で落ち合う約束をします。

しかし、洋子が東京へ到着する当日、蒔野の恩師が危篤状態に。
携帯をタクシーに忘れたことから、二人の運命は狂いだします。

蒔野を慕う、女性マネージャーの存在。
洋子のフィアンセ、母……。

やがて月日が流れ、二人は結局、別々の人と結婚します。

はたまたお互いに紆余曲折があり、ラストはニューヨーク。

洋子は仕事でニューヨークを訪れ、蒔野のニューヨーク公演へ向かいました。
蒔野が最後に選んだ曲は『マチネの終わりに』でした。

運命の糸は?

この物語の序章では、作者ご本人が、実話をモデルに小説化した、という設定があります。
ただの作り話として読むのではなく、現実に起こった恋愛秘話だったんだ、と思いながら読むのも、この作品のだいご味なのかもしれません。

気になる方はぜひ、原作をオーディブルで!