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シェイクスピア名作集『オセロー』『リア王』etc.読書レビュー

おはようございます。
本日の読書レビューは、シェイクスピア名作集ベスト20のうちの3作です。

『オセロー』『じゃじゃ馬ならし』『リア王』

順番に備忘録がてらの読書レビューをご紹介します。

『オセロー』読書レビュー

ヴェニスの軍人のオセローは、ムーア人でした。
オセローは、裕福な商家の娘、デズデモーナと恋に落ち、結婚します。
しかし、デズデモーナの父親は猛反対!

オセロは、肌が黒いというだけで、軍隊でもオセロを嫌う連中がいました。
オセローに美しい妻がいることも、嫉妬や羨望の対象となります。
オセローに悪だくみをするイアーゴーは、後輩に先を越されたことにムシャクシャしていたので、その後輩とオセローの妻が密会しているらしい、というウソの噂を流します。

純真な妻を疑わないオセローは、簡単にはイアーゴーの手に乗りません。
しかし、イアーゴーは、オセローが結婚の誓いに、妻のデズデモーナに渡したハンカチの存在を知ります。
当時のハンカチは貴重な品であったため、結婚の際、愛の契りに男性が妻に与える習慣があったのです。
イアーゴーは、なんとかデズデモーナの寝室に入り、ハンカチを盗み出します。
そして、後輩の部屋へ……。
オセローは、部下の部屋にあった妻のハンカチを見て、激怒します。
嫉妬に怒り狂ったオセローは、イアーゴーに後輩を殺すよう命じ、自身は妻を亡き者にする計画を立てます。
しかし、イアーゴーの妻は、夫がハンカチを盗む場面を見ており、オセローに報告しにきましたが……。

結末が気になる方は、ぜひオーディブルで!

『じゃじゃ馬ならし』読書レビュー

シェイクスピア作品な中でも、初期のころの喜劇作品です。
実は、数十年前になりますが、学生のころ、ホームステイ先がイギリスで、『じゃじゃ馬ならし』の舞台を見たことがあります。

ちゃんと日本語訳の書籍を読み、ストーリーを頭にいれて予習していたのですが、19歳で未熟であったので、あまり理解していませんでした。
今みると、楽しめたかもしれません……。

ある夜、スライという名の酔っ払いは、酒場で飲んでいましたが、料金を支払えず、店の外に追いやられます。
そこへ、イタズラ好きの領主が通りかかって、スライ自身が領主だと勘違いさせることに成功します。
領主は、スライのために、演劇を催します。

街の商人の娘で、熱しやすく冷めやすい性格の持ち主カタリーナに目をつける。
カタリーナは、《じゃじゃ馬》というあだ名がつくほど、自由奔放な娘でした。
カタリーナにはビアンカという妹がおり、大変な美人で、街の貴族男の人気者です。
しかし、姉妹の父親、姉の婚礼が決まるまで、妹の結婚は許可しないと言い張ります。

姉のカタリーナに思い寄せる男性は現れるのか?

1500年代の、さまざまな若き男女の恋物語が、おもしろおかしく描かれた喜劇。

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『リア王』読書レビュー

シェイクスピア四大悲劇の1つとして有名な作品ですね。
リア王には、3人の娘がおり、生前に、自身の財産を分け与えようと思い立ちます。
長女から順番に呼び、自分への愛の讃辞を訊いて、贈与額を決定しようとします。
長女も次女も、既に嫁いでおり、父親の魂胆は理解していたので、2人とも、社交辞令を並べ立てて、リア王を誉めそやします。
リア王は、長女と次女に、自身の財産の1/3ずつ与えることにしました。

そしてリア王の一番のお気に入りの末娘を呼ぶと、実につれない返事しか返ってきませんでした。
父親として、ごく自然に愛してはいるが、姉たちのように、思ってもいない讃辞を述べる気は、ないというのです。

立腹したリア王は、三女を追放してしまいます。

追放先で、三女は、某国の王子に、嘘偽りない、真っすぐな物言いを気に入られ、その国のお妃になりました。

時がすぎ、リア王がおさめる国は、傾きだし、財産を与えた長女や次女を頼りますが、いざとなると見放されます。

瀕死のリア王を救ったのは、ある国のお妃さま。
かつて3人娘の中でも、一番のお気に入りで、愛おしいと思っていた三女と面影が似ています。
その貴婦人は三女なのか? もしそうなら、リア王を許してくれるのか?

四代悲劇なので、結末は悲劇なのですが、どういう類の悲劇なのでしょうか?

結末はオーディブルで!