おはようございます。
本日の読書レビューは、『脳の不調を治す食べ方』です。
この本の著者は、ハーバード・メディカル・スクールの医学博士であるウーマ・ナイド女史。
医師として多忙を極める中、自身がガンになり克服した経験があるため、どの章も説得力があります。
医師でありながら、栄養士や調理の資格も取得し、《栄養精神科医》として活躍されています。
カラダの不調の原因は食生活が原因!
私も個人的に、全ての病気や心の病、犯罪行動は、日頃の食生活の影響! と考えている一人です。
この本は、私が謎だった部分を、解き明かしてくれる良書でした。
著者のウーマ・ナイド女史は、「腸と脳のロマンス」と題し、腸内環境と脳神経の関係を、食生活から解明してくれています。
腸は「第二の脳」と呼ばれるのは本当だった!
日本でも「腸活」として、腸内環境を良くする食生活が注目されていますよね。
そして、腸は「第二の脳」とも呼ばれていますが、半信半疑の方も多いことでしょう。
しかし!
この本を読めば、『腸は「第二の脳」である』と断言できるほど、納得できる内容が網羅されています。
心の病も食生活と腸内改善で開放に向かう
ナイド女史によると、
・うつ病
・不安
・PTSD
・トラウマ
・ADHD
・集中力の欠如
・認知症
・強迫性障害
・不眠症や疲労
・双極性障害
・統合失調症
といった、心の病は、全て日頃の食生活が原因だと言い切っています。
医師として、患者に食生活を聞き出し、分析したところ、改善食や避けるべき食べ物も追及!
脳にいい料理と食事
この本の最終章には、『脳にいい料理と食事』と題した章があり、読者の悩み別に、改善メニューが紹介されています。
例えば、
・不安を和らげるメニュー
・トラウマを癒すメニュー
・集中力を高めるメニュー
・記憶力を高めるメニュー
・強迫性障害に打ち克つメニュー
・睡眠を誘い、疲労を減らすメニュー
といった感じです。
メニュー内容は、ネタバレになるので、気になる方は、本書でじっくりと学習してみてください!
さいごに
手元に一冊あると、究極の精神安定剤となる良書です!
早速、小麦グルテンと白糖カット、カフェインレスを心掛けたいと思います。
砂糖は、様々な食品に入っているので、完全に抜くのは難しいと思いますが、自宅ではブラウンシュガーや黒砂糖、てんさい糖などに変えることが可能ですよね。
まだ数は少ないですが、グルテンフリーの米粉パンも、買えるお店が多くなりました。
世界的に精神疾患者が増えたのは、やはり「砂糖」摂取が多くなったからだとも!?
アフターコロナ、少子高齢化、経済危機などなど、これから不安になりそうな社会情勢が続くかもしれません。
日頃の食生活を見直して、強靭な心と健康体を育てておきたいですね。