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森村誠一2003年『コールガール』読書レビュー

おはようございます。
本日の読書レビューは、森村誠一氏が2003年に発表した『コールガール』です。
森村氏は、昭和時代から活躍されている現代のミステリー界の巨匠的な存在ですよね。
恩師から、この作品のハードカバー本をいただいたので、読ませていただきました。

銀座の高級クラブ《庵》が舞台

銀座の夜は、高級クラブが多数あり、そこで働くホステスさんも、教養があり、レベルが高い!と評判ですよね。
お店同士の競争率も高く、一流企業の役員クラス、実業家、著名人などなど、顧客も一流の男性たちです。
《三立産業》という日本を代表する企業の専務、山原正人も、ここの顧客でした。
社内では、次期社長との声が高く、本人も社長の座を狙っていますが……

山原の妻が不倫

順風満帆だった山原の人生に、ピンチが訪れます。
妻の都美子が、不倫をしていたのです。
お互い様なので、その事実は受け入れますが、その相手からの恐喝が始まります……
ある日、山原の自宅に強盗が入り、山原の命が狙われます。
必至の抵抗で山原は、犯人を頭を思いっきり殴り、死なせてしまいました。
正直に申し出れば、正当防衛が成立しますが、次期社長の決定会議は目前!
さて、山原は、どうなったのでしょうか?

国防庁の機密漏洩事件が表面化

山原が通う、《庵》では、国防庁の機密漏洩事件の表面化について話題になっていました。
なんでも、《庵》のホステスが絡んでいるようです。
《庵》の経営者であるママもピンチです。
そんな中、山原の妻の不倫相手が、自宅マンションで殺害されました。
どうやら、妻の不倫相手の男と、国防庁事件に絡んでいるホステスにも関係がありそうです……

さいごに

夜の世界なので、企業のトップだけではなく、国のトップに通じており、裏には裏があるんだな~
と、ある意味、お勉強になるミステリー小説でした。
山原は、無事、次期社長になれたのでしょうか?
遺体遺棄の罪から、うまく逃れられるのでしょうか?
正義は、勝つのでしょうか?

気になる方は、ぜひ、本作を!
この作品は、オーディブルには登場していませんが、上巻だけ、Kindle Unlimitedに入っているようです。

ダークな大人な世界観を、ありがとうございました!