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ベジタリアンとペスクタリアンは心疾患リスクが低い?英・研究

菜食主義のベジタリアンと魚介類と菜食のペスクタリアンの人たちは、肉類をよく摂取する食生活を送っているひとたちよりも、心疾患のリスクが有意に低いことがわかってきました。
イギリスの最新医学研究を見てみましょう。

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ベジタリアンとペスクタリアンは心疾患リスクが低下するが……?

 イギリスのオックスフォード大学の研究で、冒頭の事実がわかってきました。
しかし、ベジタリアンの人たちに限っては、お肉も取り入れている人たちよりも、脳卒中のリスクは高まるようです。
やはり程度に魚介類は食べておいたほうが良さそうですね。

食事調査による心疾患の結果は?

研究では、約48,000人を対象に、虚血性心疾患、脳卒中、狭心症などの疾患と、食生活の関連を調査しました。
食事調査の詳細人数は、

  1. 肉類摂取者 約24,200人
  2. ペスクタリアン 肉類は食べないが、魚介類と野菜、穀類は食べる人 約7,500人
  3. ベジタリアン 菜食主義者 約16,300人

となっています。

その結果、喫煙や飲酒、身体活動などの生活習慣を調整後、ベジタリアンとペスクタリアンの人たちは、1の肉類摂取者よりそれぞれ、22%(ベジタリアン)、13%(ペスクタリアン)も心疾患リスクが低かったそうです。

食事調査による脳卒中の結果は?

 一方の脳卒中のリスク低下はどうなっているのでしょうか?
ベジタリアンに限っては、肉類摂取者よりも、脳卒中のリスクが20%も高かったそうです。

細かい栄養成分の摂取量までは統計が出ていませんが、BMIや高血圧、コレステロール値の高値、糖尿病の割合なども関与していると考えられています。
※参考:『英国医学雑誌(BMJ)』2019年9月

さいごに

この研究をふまえ、研究者たちは、対象がイギリス人であるため、世界各国のベジタリアンの食事調査を行わなければ、正確なコメントはできないとしています。
例えばイギリスのベジタリアンは、大豆製品や豆類などを食べる習慣がないので、たんぱく質が足りていない、などの関連もあるかもしれませんね。

食生活はバランスが大事なので、和食のように、基本、魚介類と野菜や穀類が中心で、時々お肉を取り入れる食事が、死に至る大病のリスクを避ける食事なのかもしれませんね。