野菜&果物の美養栄養学

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美髪を造る食生活7~頭皮と顔の皮膚の違い-オイリー肌改善食のススメ

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『美髪を造る食生活』を最初からお読みくださっている方は、過剰な皮脂分泌が頭皮によくないことがわかってきたかと思います。顔の肌も極度にオイリー肌は大人ニキビや顔のテカリの原因となり、お化粧の乗りも悪くなるのと同じ。そして顔の皮膚と頭皮はつながっているので、構造の違いも学習しておきましょう!

頭皮と顔の皮膚の構造は、基本的に同じです。表皮、真皮、皮下組織の3層から成り立っています。そして汗腺と皮脂腺も存在します。表皮と真皮の境目には基底層という層が存在し、そこから新しい細胞が生まれ、徐々に表面へと持ち上がっていき、角質がはがれおちて新しい肌に生まれ変わっていきます。これがよく耳にする「肌のターンオーバー」です。成人で約28~30日周期で繰り返されます。

頭皮も顔の皮膚も同じ仕組みです。健康な肌状態であれば、ごく細かい垢としてはがれ落ちるので、目に見えることはありません。しかし、頭皮にトラブルがあると「フケ」となって目に見えるようになってきます。冬に向かうと、黒っぽいお洋服の登場が多くなりますが、フケは白いので、肩辺りに目立って落ちてくると、清潔感や身だしなみにも影響するので、避けたいですよね。

頭皮と顔の皮膚の違いは、毛穴の数やサイズです。頭皮の毛穴(皮脂腺)は顔のTゾーンの3倍もの大きさがあります。また顔に生えるうぶ毛と髪では、太さや長さが随分と違いますよね。顔だけでなく背中や胸辺りも皮脂量が多く、ニキビや吹き出物で悩む女性も多いですが、頭皮はその部分よりも皮脂腺の数が多く、皮脂分泌が最もさかんな部位なのです。

髪が生えている頭部の上半分は「帽状腱膜」といいますが、体の他の部位と違い、筋肉がありません。ちょうど帽子をかぶった時の範囲ぐらいでしょうか。この部分の表面は髪に覆われている為、蒸れやすく、温度も高くなります。これは雑菌が生息しやすい温床のようなもので、蒸し暑い日や暖房の効きすぎた部屋にいると頭がかゆくなるのはこのためかもしれません。少しかゆい程度なら、その日の晩にシャンプーすれば治まりますが、何日も続くようなら、頭皮が不衛生な状態になっている可能性も出てきますね。

顔の皮膚と基本構造が同じとはいえ、頭皮は白っぽいのも特徴です。健康な髪を無理やり抜いた時に、毛球も一緒に抜けますが、それが頭皮一面に密集するので、白く透けて見えているのです。これが赤みがかっていると、頭皮はあまり健康とは言えないでしょう。

頭皮は髪に覆われて、実際に自分の目では見えにくいですが、某大手化粧品メーカーの調査によると、70%もの人が、フケや頭皮の炎症、ニキビなどがある、というデータがあるそうです。気が付くと、頭部に手が行ってしまうクセのある女性は多いものです。そんな時、頭皮に何やら吹き出物のような凹凸ができて痛痒い…といった経験はないでしょうか? 自然とトラブルを自分で察知してさわっているのですよね。そんな時は、皮脂が過剰分泌しているサインと心得て、ついでに顔もテカっていないか、油分の多い食事、スイーツを食べ過ぎていないか、チェックしてみましょう。

過去記事『美髪を造る食生活4~ヘアサイクルを乱す食習慣とは? 』でご紹介した悪習慣を再度見直してみてくださいね。

脂質や糖質の代謝を促す栄養分は下記の通りです!

  • ビタミンB1:糖質を代謝:豚肉(食べ過ぎに注意)、レバー類、大豆製品
  • ビタミンB2:脂質を代謝し、細胞の新陳代謝を助け、皮膚や髪、爪の成長も促してくれます。:牛乳、ヨーグルト、納豆など
  • ビタミンB6:主にタンパク質の分解と合成に必要ですが、過剰な皮脂分泌を避け、適切な皮脂を生み出す健康な皮膚を造る上でも大切です。:魚介類、バナナなど
  • ビオチン:皮膚炎や脱毛、白髪予防や改善に有効と言われています。:アーモンドなどのナッツ類、あさり、アボカド、卵など

 肉類や乳製品は食べ過ぎると過剰な皮脂分泌につながるので、肉類は1日100g程度、乳製品は200g前後など、適量を守りましょう。アボカドやナッツは脂質が多いですが、植物性ですし、大量には食べなければ、適切な皮脂分泌を促し、美髪につながるでしょう。アボカドは日本では輸入に頼っているので、今年の野菜の高騰の影響は比較的少ない(?)と思われます。進んで取り入れておきましょう。

今月の連載コラム『美髪を造る食生活』は偶数日に美髪レシピもご紹介しています。あわせて活用してくださいね。