野菜&果物の美養栄養学

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甘酒の効能は初夏の不調改善にピッタリ!冷やご飯と炊飯器で使る簡単甘酒レシピ

近年の発酵食ブームと重なって、わが国が誇る伝統の「甘酒」も人気急上昇中ですね。

甘酒はお正月や節分、桃の節句と冬や初春の祝い事で飲むものと思われている方も多いですが、江戸時代には、夏の暑気払いにいただく飲み物でした。俳句の世界では夏の季語にもなっているほど!

今のように自動販売機もジューススタンドもない江戸時代は、夏に冷たく冷やした甘酒が街中の屋台で販売され、大変繁盛していたようです。

甘酒は別名「飲む点滴」と呼ばれるほど、栄養満点!その効能を見て行きましょう。

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甘酒の効能とは?

甘酒は薬ではないので、ハッキリと効果効能を謳えるものではありませんが、東京農業大学の研究では、甘酒には30種類以上の栄養成分を含むことが判明しています。

カラダや肌の形成に必要な必須アミノ酸は9種類全てが含まれ、疲労回復効果が期待できるビタミンB群、そして夏の汗で奪われてしまうナトリウム、カルシウム、マグネシウムも含まれています。その上、健脳にも嬉しいブドウ糖も摂れます。

「糖質オフ」の観点では白米だけを食べると血糖値が上ってしまうのでNG食に上げられていますが、甘酒は1晩ほど白米を麹菌で発酵させています。その1晩の工程だけで、様々な栄養成分が生まれ、血糖値上昇のリスクも少なくなるのです。ご自宅で甘酒を作って愛飲している人も続出しており、江戸時代に遡り、夏に甘酒を愛飲する人も増えていくことでしょう。

「甘酒」は飲む時間帯もある

甘酒は、「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養バランスも整っており、ヘタな市販品の科学加工された栄養ドリンクよりも格段に優れています。しかも自然発酵というところも素晴らしいですね。

甘酒の効能を有効に活用するためにも、飲む時間帯も知っておきましょう。現代医療の観点から見ても目覚めの一杯に適しているようです。

脳のエネルギーとして必要な「ブドウ糖」を補えるので、朝から脳が目覚め、午前中の仕事や家事を効率アップしてくれるでしょう。

またお酒を飲みすぎた翌朝は低血糖になりやすいと言われていますが、その改善効果にも期待できます。夜な夜なお酒を飲んでしまう方の体質改善にもいいですね。

冷蔵庫に余った“冷やご飯”で!甘酒の作り方

甘酒は天然発酵のものを買うとちょっぴり高価です。しかしリーズナブルな価格で購入できる大量生産されたものは砂糖や保存料がたっぷりと入っているので甘酒本来の効能が薄い気もいたします。そこで、あなたのお家にもある(?)冷蔵庫や冷凍室に眠っている“冷やご飯”で甘酒を作ってみましょう。炊飯器の保温機能のスイッチを押し、後は8時間待つだけです。

【材料】

  • ご飯 1合分(約350g)
  • 米麹菌 120g(ご飯の約1/3量)
  • ぬるま湯 840cc(麹菌の約7倍)
    ※麹菌は約70度で死滅するので60度以下のものを。熱湯はタブーです!
    ※冷凍した冷ご飯は常温に戻しておきましょう。

【作り方】

  1. 炊飯器の釜に材料全てを入れて、よくかき混ぜる。
  2. 炊飯器にセットして「保温」機能にし、6~8時間おくだけ。

寝る前に仕掛けておくと、翌朝ホットドリンクとしてすぐにいただけますよ。あとは、粗熱を取って冷蔵庫で保管しておきましょう。冷凍室で凍らせると1年は保存できます。

甘酒を使ったアレンジレシピ例

  • 生姜を入れて冷房による冷え対策に
  • 炭酸水で割ると新しい食感が楽しめます♪
  • フルーツと和えてヨーグルトのかわりにいただきましょう。
  • 製氷皿に入れて凍らせ、シャーベットしても美味です!

いろいろ工夫すると、朝起きた時の楽しみが増えてきそうですね。

これから梅雨入りし、ムシムシ、ジメジメとした暑さに悩まされる6月。特に30代を過ぎると体内のマグネシウムやカルシウム量が減りやすい年代に突入していきます。目ざめの一杯に「甘酒」を取り入れて、失いやすい栄養成分を補給し、変わりやすい天候に負けない体力づくりに役立てましょう。