6月4日は「虫歯の日」、ということで、本日は、歯とダイエットと肌荒れの関係についてご紹介します。
歯みがきの時に出血しやすい方はご用心!20代や30代などの若年層でも年々、歯周病になっている可能性が高まっています。歯茎がハレる、歯が黄ばんでいる方も歯周病菌が体内に入って腸内環境を悪くしたり、肌荒れを引き起こしたり、そして太りやすい体質になるそうなので、当たり前の習慣を大切にしなくてはいけません。
20代、30代でも歯周病?
歯周病は中高年以降の歯のトラブルだと思われがちですが、厚生労働省の『歯科疾患実態調査』によると、歯周病は20代で約70%、30代で約80%と発表されています。
歯周病とは?
歯周病とは、歯の周りの組織の病気のことで、細菌によって引き起こされる感染症の1つです。歯茎がハレたり、歯みがきの時に歯茎から血がにじんだり、ひどくなると、歯が抜け落ちてしまいます。その原因は、口の中が不衛生なことが挙げられており、食べ物の残りカスなどが歯や歯茎の境目に歯垢となってこびりつくため、歯が黄ばんでいる人や口臭が気になる方も、歯周病予備軍かもしれません。
この歯垢が細菌の原因となり、食べ物と共に、体内に入り、慢性的に感染症を起こしているケースもあります。頭痛や風邪を引きやすい、肌が荒れやすいなどもこの歯垢の細菌が災いしているかもしれません。
歯周病を引き起こすワースト5習慣とは?
- たばこ
- ストレスがたまり、疲れが取れていない
- よく噛まずに食べる
- 間食が多い
- 睡眠時間が短い
これらの悪習慣は体の免疫自体も下げてしまい、歯周病の細菌に感染しやすくなるので、改善を心がけましょう。
歯周病はダイエットや美容面にも影響する!?
歯周病菌は体内に入って、内臓脂肪などの中に入り込むと、インスリンの分泌がさかんになり、血糖値がなかなか下がらず、そのため脂肪細胞もどんどん増えていきます。食べる量を減らしてもやせない、大人ニキビができやすい、という方は運動や化粧品も大切ですが、歯みがき習慣を見直す必要があるかもしれません。口臭予防程度に歯みがきをしている方も多いですが、歯間ブラシや糸ようじ、デンタルフロスなどを使って、歯の間に溜まったカスも毎日キレイに取り除きましょう。
そして半年に1度くらいでも良いので、デンタルクリニックで歯垢のお掃除もしておきましょう。
歯周病の改善策は、とにかく、日頃の歯みがき&歯と歯の間の汚れを徹底的に取り除く習慣です! 外出先のランチや間食後もタブレットで済まさず、歯みがきが難しい場合は、うがいをおきましょう。日本の水道水は塩素が入っているので、ある程度の滅菌は期待できます。そしてタブレットを愛用している方は、砂糖が入っている場合もあるのでキシリトール入りや無糖のものを選ぶようにしましょう。
キシリトール入りの食べ物
一般のキシリトール入りのガムやキャンディなどに使われるキシリトールは、とうもろこしや白樺に含まれている「キシロース」という糖質から造られています。
とうもろこしの他に、いちご、ほうれん草、きのこ類にも含まれています。
せっかく健康や美容にいい食べ物を口にしても、口の中の細菌で台無しにならないよう、清潔な口内と白い歯を守りましょう。
6月4日は「虫歯の日」。この日を機会に、歯みがき徹底習慣を身につけたいですね。