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骨の健康、血流改善、認知症予防にビタミンKが重要?

骨の健康や骨粗しょう症予防にはカルシウムが大切なのですが、食品からカルシウムを摂取しても単独では吸収しにくいのが現実です。
その重要なお手伝いをしているビタミンがビタミンKです。
ビタミンKが不足するとどうなるのでしょうか?

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ビタミンKの働きとは?

ビタミンKは骨にカルシウムを定着させて、丈夫な骨をつくる働きがあり、骨粗しょう症の治療食などでも推奨されています。

また、血液を程度に凝固させる働きもあって、血中にビタミンKが不足すると出血しやすくなります。
血液の凝固作用は、切り傷などで血の流れを止める働きもあるので、とても重要な働きがあります。

認知症はビタミンK不足が原因?

近年の研究で、認知症患者の食事内容などを調べ、食品から得られるビタミンKが不足していることが統計などでわかってきました。

また、動物実験でも、加齢とビタミンKの関連性が確認できており、ビタミンKが不足すると認知症になるケースが高いかもしれない、とのことです。

ビタミンKは腸内細菌でも合成される脂溶性のビタミンではありますが、加齢と共に、体内では合成されにくくなってくるので、食品から得るのがいいでしょう。

ビタミンKを含む食べ物とは?

ビタミンKは納豆や緑黄色野菜に多く含まれています。
ビタミンKは緑黄色野菜に分類されている春菊やほうれん草、小松菜、モロヘイヤ、ケールなど、緑の濃い野菜の葉緑体で得られるビタミンK1と、納豆など、微生物によって生まれるビタミンK2の2種類があります。

一般に、納豆などに含まれるビタミンK2の方が骨の定着がよくなると考えられていますが、苦手な方もいるので、緑黄色野菜に分類される、前述の葉野菜からも摂取するようにしましょう。

ビタミンK摂取の注意点とは?

今の時期、風邪やインフルエンザで、抗生物質を処方されて飲んでいる方も多いでしょう。
抗生物質は、文字通り、菌を撃退する作用のある製薬なので、服用している間は、腸内の菌も一緒に撃退されます。
悪玉菌は撃退されてもOKですが、善玉菌や、ビタミンKを合成する菌なども失活するので、体内でのビタミンK合成が期待できなくなります。

病み上がりの方は、抗生物質の服用が終わったら、納豆や緑の濃い葉野菜をしっかりと摂取しておくようにしましょう。

もう1つの注意点は、血栓症などの疾患で、血液凝固剤を処方されている方は、納豆の摂取を控えるよう、医師より注意喚起されていると思いますが、ビタミンKがその薬の作用を弱めてしまうので、必ず、指示に従ってください。

終わりに

上記2つの注意点を除けば、健常者の方は、ビタミンKの摂取で、成長期のお子さまの骨の成長や、高齢者の骨粗しょう症、そして若年層でも、骨がスカスカになっていることも多いので、骨の健康に役立てましょう。