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睡眠時間が長くなると糖質摂取量が減る?英最新研究

試験前の勉強や、毎日の残業で帰宅が遅くなると、睡眠時間が確保できなくなりますよね。
イギリスの最新研究で、睡眠時間が短いと、糖質の中でも砂糖たっぷりのスイーツやハチミツなどが恋しくなることがわかってきました。
甘味依存症のようにスイーツばかり食べている人は、睡眠時間が短いのかもしれませんね。

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睡眠時間が長くなると糖質摂取量が減る?

イギリスでは、成人の約1/3の人口が、十分な睡眠時間を確保できていないそうです。
そのため、睡眠不足によって引き起こされる、肥満、心血管性代謝性疾患などのリスクが高まると考えられています。

イギリスのキングス・コレッジ・ロンドンの睡眠研究で、それらの疾患予防のため、 イギリスの成人の推奨睡眠時間とされる7時間以上の睡眠を、対象者に促しました。
それと並行して、睡眠時間を増やすことによって、日常の食生活での栄養摂取にどのような変化が起こるのかも検討を行いました。

その結果、全体に炭水化物の摂取量が減り、中でも砂糖類の摂取が著しく低下したとのこと。
砂糖類は白糖の他に、はちみつや果糖を含むフルーツジュースなども含んでいますが、それらの摂取も総じて低下したようです。※参考:『米国臨床栄養学雑誌

本研究の論文には書かれていませんが、すなわち、スイーツ好きの方は、嗜好もあると思いますが、睡眠時間が短いため、本能的に甘い物を欲しているのかもしれませんね。

近い将来、生化学的に睡眠時間を十分確保すると、どういった現象が起きて、過剰に糖分を欲しなくなるのかの研究発表もあるといいですね。

夜に糖質過多になると眠れなくなる?

先述の研究とは別のお話しになりますが、夜間にスイーツなど糖度の高いものを食べすぎると、脳からアドレナリンなどが分泌され、交感神経にスイッチが入るので、夜に訪れる睡魔がやってきません。
そうすると、せっかく睡眠時間を確保していても、ベッドに入ってから眠れなくなり、睡眠障害が起きてしまうのです。

本来夜は、副交感神経が優位になり、本能的に眠くなるはずなのです。

糖質と共に、18:00以降のカフェイン摂取もなるべく避けた方がいいでしょう。

そして、よく「就寝前3~4時間前に夕食を済ますこと」と言われていますが、就寝前に食事をすると、カラダが消化作業にエネルギーを使っているので、なかなか副交感神経が優位にならず、質の良い睡眠が訪れなくなります。

こうした、生活習慣や食習慣も質の良い睡眠には必要となってくるでしょう。

睡眠がカラダの資本を造る?

近年の過労死や、うつ病の原因には、睡眠不足もその1つに挙げられていますね。

過労や、それによるうつ病となると、とにかく「眠れない状態」に陥ります。

睡眠中に、カラダの様々な不調や細胞の生まれ変わりを助ける「成長ホルモン」が分泌されますが、睡眠時間が確保できないと、脳は錯乱状態に陥ってくるので、どうしても日常生活に支障が出てきて、ある日、倒れてしまうのです。
人間も眠らなければいけない生き物なのです。

たまに睡眠時間が確保できる日があっても、平均睡眠時間が少ないと、エネルギーも十分確保できません。

そこで、即、エネルギーとして利用できる、糖質を求めてしまうのでしょう。

栄養や睡眠が不足した状態で、糖質過多になると、ただでさえ、交感神経が優位なのに、さらにアドレナリンなどの分泌過多で、頭痛が頻繁に起こる原因にもなります。

ひどい場合には、脳梗塞など、命に関わる疾患にもつながるので、睡眠時間が確保できたら、質の良い睡眠となるよう、前述のタブー事項は避けて、睡眠環境を整えておきましょう。